子供 食堂。 【子ども食堂】現状と課題

子供たちの「食」を守る 開け続ける子供食堂のいま (1/3ページ)

子供 食堂

新型コロナウイルスの感染拡大は、子供の命をつなぐ「食」にも影響を与えている。 学校が一斉に臨時休校となり、給食がストップしたことに加え、無料や低額で食事を提供する「子供食堂」の休止が全国で相次いでいるからだ。 貧困家庭や、1人きりで食事をする「孤食」の子供たちにとって、貴重な場所である子供食堂。 大半が営業を休止する中、なんとか子供たちの「食」を守ろうと、感染予防対策を行いながら活動を続けるところもある。 おにぎり、鶏の手羽先、焼きそば、野菜炒め…。 食卓には子供が好みそうなメニューが大皿で並んだ。 「普通の唐揚げとちゃうやん」。 「手羽先や。 おいしいから食べてみて」。 にぎやかな様子に、食事を作ったボランティアたちも目を細めた。

次の

想像と違った!「こども食堂」の本当の意義

子供 食堂

子供食堂と連携した地域における食育の推進 注目情報 Topics• -「子供食堂」とは? - 近年、地域住民等による民間発の取組として無料または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する子供食堂等が広まっており、家庭における共食が難しい子供たちに対し、共食の機会を提供する取組が増えています。 -食育の推進という観点から見た子供食堂の意義について- 子供食堂の活動は様々ですが、親子で参加する場合も含め、 a 子供にとっての貴重な共食の機会の確保 b 地域コミュニティの中での子供の居場所を提供 等の積極的な意義が認められます。 -地域と子供食堂の連携の必要性- 地方自治体は、地域住民、関係機関、関係団体・NPO等と適切に連携して、地域における食育を推進する役割を担っています。 地方自治体が、子供食堂を、そうした連携先の一つとして位置づけ、連携を深める中で、子供食堂の取組に地域ぐるみで協力し、子供食堂の活動遂行に役立つような環境整備を行うことが期待されます。 なお、国や地方自治体は、子供食堂の多くが民間のNPOや個人の善意に基づき、発足、運営されていることに十分留意し、子供食堂の自主的・自発的な取組を最大限尊重し、個人やNPOの善意で行われている子供食堂の活動の趣旨を理解することが必要です。 - 基本的な考え方- 農林水産省においては、子供食堂と連携した地域における食育の推進について、関係府省(注)とともに、以下のような方針により、関係施策を推進します。 (1)地方自治体や地域における食育関係者が、食育推進の観点から、子供食堂の活動の意義を理解し、適切な認識を有することができるよう、全国レベルで情報発信を行うとともに、必要な支援を進めていきます。 また、地方自治体や地域における食育関係者向けに、地域と子供食堂が適切に連携している好事例を収集、整理し、情報提供します。 あわせて、子供食堂の抱える様々な課題の解決に役立つような課題ごとの参考情報の提供に積極的に努めます。 食育活動の全国展開をとりまとめている農林水産省が中心となって、関係府省と協力しながら、上記のような情報発信、情報提供に取り組むことといたします。 (2)民間のNPOや個人の善意に基づき、発足、運営されている子供食堂の取組を後押しするためには、政府または地方自治体が実施する表彰制度を活用することが有効です。 このため、国の既存の表彰制度を活用するとともに、地方自治体が当該自治体の実施する表彰制度を活用することを奨励します。 (注)関係府省担当課一覧 農林水産省 消費・安全局消費者行政・食育課 食料産業局バイオマス循環資源課 内閣府 政策統括官(共生社会政策担当)付参事官(子どもの貧困対策担当)付 内閣府・食品安全委員会 食品安全委員会事務局情報・勧告広報課 消費者庁 消費者教育推進課 文部科学省 初等中等教育局健康教育・食育課 総合教育政策局地域学習推進課 厚生労働省 健康局健康課栄養指導室 医薬・生活衛生局食品監視安全課 子ども家庭局家庭福祉課 環境省 環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室 (注1)関係府省として代表的な担当部署を記載していますが、必要に応じてその他の部署とも協力を行っていきます。 (注2)各府省の担当施策についてお知りになりたい場合は、下記「お問い合わせ先」にお問い合わせください。 -本ホームページを通じた情報の発信- このホームページにおいては、上記に係る情報発信について、現時点において把握している情報を掲載しております。 今後情報の発信を強化していくため、随時情報を追加掲載していくこととしております。 1.事例集 『子供食堂と地域が連携して進める食育活動事例集~地域との連携で食育の環が広がっています~』 【分割版】• III. 参考資料 I.(PDF:971KB) (PDF:331KB) II.子供食堂ヒアリング調査結果(10の取組事例の詳細) (1)(PDF:1,037KB) (2)(PDF:587KB) (3)(PDF:526KB) (4)(PDF:829KB) (5)(PDF:485KB) (6)(PDF:715KB) JAながのと長野県みらい基金が連携した食材購入費支援の事例を含む (7)(PDF:2,712KB) 滋賀の縁創造実践センタ-「遊べる・学べる淡海子ども食堂」の事例を含む 分割版 (PDF:1,243KB) (PDF:1,969KB) (8)(PDF:617KB) (9)(PDF:427KB) (10)(PDF:640KB) ふくおか筑紫こども食堂ネットワ-クに加入する「春日 奴国の里ふれあい子ども食堂」「たまり場こころん」 の事例を含む III.(PDF:478KB) IV.(PDF:362KB) 2.国の関連施策 (1)第3次食育推進基本計画(抜粋) 第3 食育の総合的な促進に関する事項 3.地域における食育の推進 (貧困の状況にある子供に対する食育推進) (外部リンク)に基づき、子供の食事・栄養状態の確保、食育の推進に関する支援を行う。 また、 さらに、(外部リンク)において、 (2)その他の関連施策 外部リンク 3.民間団体や地方公共団体の取組 (1)子供食堂関係• こども食堂サポートセンター (外部リンク)• こども食堂ネットワーク (外部リンク)• 特定非営利活動法人全国こども食堂支援センター・むすびえ (外部リンク)• (2)子供の居場所づくり関係 (注) (外部リンク) (注)子供食堂以外の「子供の居場所づくり」も含んでおりますので、子供食堂に特化した調査でないことにご留意ください。 4.食育活動表彰 農林水産省が全国で食育を進めるに当たり参考となる様々な優れた取組を表彰している「食育活動表彰」受賞事例の中においても、以下の事例において、子供食堂の取組を見ることができます。 子供食堂の取組を含む食育活動表彰事例•

次の

子ども食堂を作るにはどうしたらいいの?運営・開設など方法が知りたい

子供 食堂

こども食堂3,718ヶ所に こども食堂が増え続けている。 この一年間だけで 約1,400ヶ所増えて、全国に 少なくとも3,718ヶ所。 秋田県以外の46都道府県すべてで増加した。 一年で8割増。 6小学校に1ヶ所の割合だ。 私が理事長を務めるNPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえが、全国のこども食堂地域ネットワーク等と合同で行った調査で判明した(調査結果の詳細は、を参照)。 こども食堂は過去最高のペースで増え続け、全国に少なくとも3,718ヶ所に(むすびえ提供。 以下同じ) 3年間で12倍増 こども食堂は、子どもが一人でも行ける無料または低額の食堂。 公民館等で月に1~2回程度、「どなたでもどうぞ」と地域のみんなに開かれているところが多い。 子ども専用食堂ではない。 地域の交流拠点だ。 まだ「オープン」がニュースになった。 あのころとは、状況は変わった。 もうオープンはニュースにはならない。 報道量は、当時に比べれば減っているかもしれない。 でも、増え続けている。 しかも ペースは上がっている。 その前2年間は年平均900ヶ所増えていた。 直近1年間だけで1,400ヶ所増えた。 3年間で12倍になった。 子ども、その親、そして地域の人たちが集う地域交流拠点・多世代交流拠点として、こども食堂は機能している インフラになり始めた こども食堂はインフラになり始めたと言っていい。 インフラ=あたりまえにあるもの。 まだ物珍しく感じる人は少なくないだろう。 行ったことのある人は少ないだろう。 現状は、まだ 「特別感」がある。 特別な人がやっている特別な場所というイメージ。 しかしだんだんと、そうではなくなってきている。 3,700ヶ所という数は、全国に4,000ヶ所ある児童館とほぼ同じ。 児童館くらいの身近さに、こども食堂がなり始めている。 歩いていける範囲に こども食堂が「貧困家庭の子どもを集めて、ごはんを食べさせるところ」だとしたら、こども食堂の 究極の目的はゼロになることだ。 子どもの貧困が解決すれば、自分たちは不要になるからだ。 しかし地域の交流拠点でもあるとしたら、話は違ってくる。 そこに人が暮らしているかぎり、あり続けたほうがよいもの。 だから私たちは、こども食堂のような居場所、 家庭でも学校でもない第三の居場所(サード・プレイス)は、すべての子がアクセスできることが望ましいと考えている。 家庭の経済状態に関係なく、親でも先生でもない大人たちと出会う場所。 それを通じて、多様な価値観を身につけ、人生の選択肢を広げていく場所。 だから、 目指すは小学校と同じ数、2万だ。 やはり歩いていける範囲になければ、「すべての子がアクセスできる」とは言えないから(注1)。 大量に並ぶ靴。 こども食堂は義務で行く場所ではなく、行きたくて行く場所。 すべての子が、望むならここに靴を並べられるようにしたい 「充足率」を見る そのため今回、私たちは「充足率」を算定した。 充足率とは、県下の小学校数に対するこども食堂数の比率。 たとえば東京都には1,332の小学校がある。 対してこども食堂は488ヶ所。 充足率は36. 3小学校区に1つはあることになる。 数だけをみれば、488ヶ所ある東京都は全国でもっともこども食堂が多い都道府県だが、実は子どもにとってもっとアクセスしやすい県がある。 沖縄県と滋賀県だ。 沖縄県の充足率は60. 5%、滋賀県は52. 5%と、ともに50%を超える。 2小学校区に1つ以上。 がんばれば、歩いていけるかもしれない(注2)。 都道府県別充足率グラフ。 右端と中央で突出しているのが、沖縄県と滋賀県 箇所数・充足率の都道府県別の数値表。 いずれも、より詳しい解説は、前述のむすびえホームページを参照されたい 子どもの選択肢を広げる なぜ歩いていけるところに、そうした場所が必要なのか。 一つは、子どもの選択肢を広げる、子どもの育ちの応援。 私自身の話になるが、私の兄は障害を持っている。 その兄のために、我が家にはボランティアの人たちが出入りしていた。 小さい頃の私も、よく遊んでもらった。 初めて大学生に会ったのもこのときだ。 名前を有賀さんと言った。 「新しい生き物」に出会った感じだった。 大人でもないし、子どもでもない。 それからしばらく、私にとって 大学生とは「有賀さんみたいな人たち」で、大学とは「有賀さんみたいな人が行っているところ」だった。 世の中には「大学など自分とは無縁」と思って生きている子がいる。 別に大学に行かなくても、立派な大人にはなれる。 が、大学に行くかどうかの選択が「自分にはない」と感じることは、問題だ。 貧困とは、選択肢が狭まることだから。 その選択肢を広げるのに必要なのは、学習支援だったり、キャリア教育だったり、親の経済力だったり、大学教育の無償化だったりするだろう。 同時に「生身の大学生に出会う」ことが決定的な意味を持つこともある。 それは、 出会う場があって、可能になる。 誰と会ったかは忘れても、「他人はこわくない」「見知らぬ人もやさしい」という体感を積み上げることが、チャレンジをおそれない大人を育てる 親もホッとできる場所 二つめに、 親たち。 いくら我が子がかわいくても、365日ずっと一緒にいれば、疲れるときもある。 特に今の子育ては、母親の孤立感が深い。 核家族だし、夫の帰りは遅いし。 子連れだと制約も多く、社会とのつながりも薄くなったりする。 でも愚痴を言うと 「あんた、自分の子どもを愛してないの?」と聞かれそうで、言えない。 世の中にはすごい子育ての話が氾濫しているが、自分はそんなに完璧にはできない。 そういうふうにして、気持ち的に追いつめられていく母親は少なくない。 サザエさんは、フネさんが一緒に台所に立ってくれて、タラちゃんはカツオやワカメが遊んでくれて、それでみんな「いいね」と言うのに、家族以外を頼ろうとすると「甘えている」と言われてしまう。 あんな三世代同居は、もうほとんどいないのに。 そういう中で、こども食堂は親がホッとできる場所になっている。 小さい子を他の大人があやしてくれるので、自分のペースで食事ができる。 他の親とおしゃべりができる。 子どもが食べ物をこぼしても、誰も文句を言わない。 より年上の人たちが自身の子育て経験を教えてくれる。 「こども食堂で、最後まで帰りたがらないのは、お母さんたち」とは、よく聞く「こども食堂あるある」だ。 いろんな人が見ててくれる、関わってくれる。 子どもに関してちょっと気になっていたことを思い出したときに聞ける。 「相談」だとかまえてしまうが、「食事しながらのおしゃべり」だったら話せる。 「一緒に食卓を囲む」ことの相談機能は、なかなかのものだ こども食堂は、家庭力を上げる ある母親は私に 「ここがあるから、ふだんのおかずをもう一品増やせる」と言っていた。 仕事に休息が必要なように、子育てにも休息は必要だ。 どれだけ仕事が好きでも。 どれだけ子どもが愛おしくても。 休みがあって、仕事をがんばれる。 休みがあって、子育てをがんばれる。 エンドレスにがんばりつづけるのが「仕事をする」ということではない、と唱えたのが働き方改革だった。 それにならえば、エンドレスにがんばりつづけるのが「子育てする」ということではない。 だから心配しなくて大丈夫。 こども食堂は家庭力を下げない。 家庭力を上げる。 一人暮らしは、さびしい? そして、 高齢者。 一人暮らし世帯が、 過去最高の35%となった。 もう日本の世帯の多数派は 「おひとりさま」だ。 しかし「だから、さびしい」とはかぎらない。 ドイツは、一人暮らし世帯が40%だ。 でも「病気のときや一人ではできない日常生活上の作業が必要な時に、 友人に頼れる」とした人が45%。 対して日本は18. 他方「家族以外に頼れる人がいない」はドイツ5. 8%、日本16. (ISSP 国際比較調査「社会的ネットワークと社会的資源 2017」より) 「家族だけ」となれば、家族と同居していない一人暮らし=さびしいかもしれない。 でも 家族以外のつきあいもあれば、一人暮らし=さびしくなるとはかぎらない。 「誰かがいるから、がんばれる」ってある 人生100年と言われるようになった。 末長く健康に暮らしたいし、またそうしなければいけないようなプレッシャーも、じんわりと感じるようになった。 体操したり、散歩したり、ジムに通ったり、自分のために健康づくりにいそしめる人は、それでいい。 が、すべての人が「自分のためにがんばれる」わけではない。 自分一人のためには食事をつくる気もおきない、という人もたくさんいる。 誰かがいるから、がんばれる、と。 私がこども食堂で会った調理ボランティアの最高年齢は91歳の女性だった。 彼女は 「自分が元気をもらってる」と話していた。 誰かのため、が自分の張りあいとなり、元気になり、よくしゃべり、おいしく食べられる。 それも 立派な健康づくりだ。 こども食堂は高齢者パワーが「炸裂」する場所でもある。 大阪市西淀川区の「朝ごはんやさん」で食事をつくる地域の高齢女性たち 数の問題ではないが、数「も」重要 多世代が交流するこども食堂は、このように 多様な人たちにメリットがある。 子どもと同じで、こども食堂も「産めよ増やせよ」と言って、増やすものではない。 「数」だけが重要なわけではない。 が、多くの人にメリットのあるものは、たくさんあってほしい。 しかも、やりたい人は全国にたくさんいる。 そうでなければ、たった一年で1,400ヶ所も増えない。 どこかからお金が出てくるわけではないボランティア活動なのに。 (注3) だから、大事なことは 「やりたい人が『やりたい』と言える空気をつくる」こと。 そのためには、 どこにでもあるよね、あるのがふつうだよね、という感じにしたい。 そのためには数 「も」必要だ。 まだまだだが、ここまでは来た 去年調べたときには、充足率が5%未満の県が10あった。 今年は、それがなくなって、 47都道府県すべてが5%以上になった。 充足率が10%を超えている県は、36ある。 まだまだだ。 まだまだだが、ここまでは来た。 より多くの子ども、そして大人たちが、アクセスできる、その風景をあたりまえにしたい。 住宅街を歩いていて、ふと見ると、こんな看板を見つける、そんな風景が日常になるといい。 「子どもの駆け込み110番」のプレートを掲げるお宅くらい、たくさん。 (注1)地方では自明のことだが、近年は小学校の統廃合が進んで、かなり広域からスクールバスで通う小学校が増えている。 そのような地域では、小学校区=歩いていける範囲とは到底言えない現状があるのだが、現段階ではとりあえず、象徴的な意味合いも含め「すべての子がアクセスできる=全小学校区に」とする。 (注2)「充足率」60%(271小学校に対して164のこども食堂)の沖縄県も、小学校区ごとにあるかないかを精査すると、33%(89小学校区)まで落ちる。 全国で同様の「落とし込み作業(プロット化)」を行う必要がある。 この点についても、詳細はを参照。 (注3)によれば「子供の居場所づくり」を支援する施策を実施している地方自治体は219(うち都道府県が30)。 「子供の居場所づくり」には学習支援教室なども含まれており、この調査のみから、こども食堂に補助金等を出している自治体数はわからないが、全国を訪れて聞いている実感から言うと、規模の大きな自治体を中心に1割程度(100自治体程度)ではないかと感じている。

次の