楽観 バイアス。 正常性バイアスを知っていますか?「自分は大丈夫」と思い込む、脳の危険なメカニズム(static.shopadvisor.comサプリ 2015年04月18日)

楽観バイアスと楽観的起業家

楽観 バイアス

当初発表した復旧見通しを再三先延ばしにしたことで混乱に拍車がかかった(記者会見する東京電力の担当者ら、東京都千代田区) 同社は10日の時点で、停電は11日朝までに約12万戸に縮小し「11日中に全面復旧する」との見通しを発表した。 だが11日になり千葉市などの復旧は12日中で、全面復旧は「13日以降」と修正。 さらに13日夜には「今後、2週間以内におおむね復旧見込み」と改めた。 同社の塩川和幸技監は13日夜の記者会見で「経験したことのない規模で倒木や設備損壊が発生した。 台風の規模が今まで以上に大きかったことを考慮せず、過小な想定をしてしまった」などと釈明した。 昨年9月に関西地方を襲った台風21号では延べ220万戸が停電したが、の停電情報システムが閲覧できなくなり、復旧時間の見通しを示せず混乱が生じた。 被害の把握にも手間取り、停電の全面復旧まで2週間以上かかった。 これを教訓に各電力会社は停電の早期復旧と迅速な情報発信などの対策を進めたが、今回は甘い見通しを迅速に発信してしまった。 地元自治体からは「楽観的な見通しの発表は被災者のためにはならない」「見通しとかけ離れたことは大変遺憾」との厳しい意見が上がった。 しかし多くの路線で午前8時に運行を再開できず、集まった乗客で駅はごった返した。 結局、山手線の再開は午前10時すぎだった。 事業者側の見通しと実態のズレの背景について、東京女子大の広瀬弘忠名誉教授(災害リスク学)は「楽観主義バイアス」と呼ばれる心理現象があると指摘する。 楽観主義バイアスとは物事を自分に都合良く解釈してしまうことを指し、自己防衛反応として人間に本来備わっているという。 広瀬氏はについて「実際には詳細な状況が把握できていない段階で被害を過小評価し、楽観的な見通しを乱発してしまった」と分析する。 福島第1原子力発電所事故後の対応とも共通するとし「早期復旧を望む利用者に応えたいという思いも無意識に働いたのでは」とみている。 明治大の市川宏雄名誉教授(危機管理)は「事業者ばかりを責められない。 日本の災害対応が優れているが故に、すぐに復旧すると思っている国民が多いことも一因だ」と指摘する一方で「災害の被害全容を把握するのに時間がかかるのは当然。 きちんと調べたうえで、その状況を丁寧に説明するなど、事業者側が情報発信の内容を工夫することが求められる」と話している。

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「自分だけは大丈夫!」と思い込んでしまうのはなぜ?認知バイアスとは何か

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グラスに「半分もある」と思うのか、「半分しかない」と思うのかは人によって異なる 天災などに遭遇したとき、「何とかなるのではないか」「自分だけは大丈夫」と感じた経験はないだろうか。 私たちは異常事態を過小評価しようとする傾向があると心理学の世界では考えられているが、どうやらそれは間違いなのかもしれない。 海外のさまざまなニュースを紹介するにこのほど、「楽観主義バイアスに対する疑問」に関するコラムが掲載された。 「人は、自分に悪いことが起こる確率は過小評価し、いいことが起こる確率を過大評価する傾向がある」と心理学者は長年考えてきた。 しかし、最近の研究ではこの見解が正しくないのかもしれないということが明らかになった。 従来の見解として、異常事態をより楽観的に過小評価しようとする、いわゆる「楽観主義バイアス」があった。 たとえば、というような悪い結果を招く統計的確率を耳にした際に楽観主義バイアスが起こる。 これまでの研究では、過度の楽観主義によって人はガンにかかる確率を十分に認識しないものだと考えられてきた。 それはすなわち、ガンの恐怖を正しく理解できず、結果としてガンの罹患を招いてしまう可能性がゼロではないことを意味していると考えられる。 新しい研究はこの楽観主義に疑問を呈している。 「人はすべての状況下で楽観的であり、そのバイアスは『普通』だという間違った方法論を用いてきた従来の研究は、大いに疑問です。 楽観主義バイアスが人間の認知における普遍的特徴なのか否かを定めるために、新しい研究手法を探す必要があります」とユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの心理学者であるアダム・ハリス氏は話す。 そこで今回の研究では、13人の参加者に人生に起こりうる80イベントの可能性を評価してもらった。 80イベントのうちのいくつかは「道でお金を見つける」「健康な子どもに恵まれる」というポジティブなものと、「がんになる」といったネガティブなものを含んでいた。 また、統計的機会に関する情報を受信することで、偏見を持たずに合理的に判断するコンピューターシミュレーションを作り、参加者同様にイベントを評価させた。 これらのコンピューターシミュレーションは人工物であり、実際の人間ではない。 そのため、本質的に楽観的であることができず、楽観主義へのバイアスを持つことはできないだろうと考えられていた。 だが結果として、あたかも楽観主義へと傾倒しているかのようなバイアスを示すデータパターンをシミュレーションが示したことを研究者たちは発見した。 この知見は、このようなバイアスに対する科学者の印象は、純粋な統計的プロセスから生じている可能性があることを示唆している。 「応援しているフットボールチームが試合で勝つに違いない」といった特定の状況下で楽観的になる人がいるのも事実ではある。 だが、その事実は必ずしも「人間は生まれながらにどんなシチュエーションにおいても楽観的である」との考え方の証拠にはならないと、今回の研究チームはみている。 そのため、現時点では楽観主義バイアスが存在するという確固たる証拠はないとハリス氏は考えている。 しかし、今回の研究成果に同意しない学者も多い。 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで楽観主義バイアスを研究している神経科学者のタリ・シャロット氏は、楽観主義バイアスを示す証拠は山ほどあるという。 ウェイク・フォレスト大学の心理学者であるジョン・ペトロセリ氏も、「非現実的な楽観主義は存在しないという一般論的結論には同意できない。 社会心理学では多くの例がある」と力を込める。 ずっと負け続けているのに、「次は勝つに違いない」と思い込む「賭博者の錯誤」がそのよい例だとペトロセリ氏は指摘する。 楽観主義であることがポジティブに働く場面とネガティブに働く場面があるが、仕事上のリスクヘッジの際には過度な楽観主義が禁物なのは異論がないところだろう。

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正常性バイアスを知っていますか?「自分は大丈夫」と思い込む、脳の危険なメカニズム(static.shopadvisor.comサプリ 2015年04月18日)

楽観 バイアス

楽観バイアスとは? 楽観バイアス(optimism bias)とは… 世の中に起こることを 自分にとって都合が良い方に捉えたがる傾向のことです。 世界は実際よりも安全で、自分の能力は平均以上で、立てた目標が実際よりも簡単に達成できると思ってしまいます。 東京オリンピック2020は、当初世界一コンパクトな大会を宣言し、予算は当初7,000億円と見積もられていました。 しかしながらその後の試算では3兆円を超えるという話が浮上しました。 「4倍以上のお金がかかるなんて、頭は悪いんじゃないの?」と、政府や東京都の計画性の無さを嘲った声が方々で聞こえていましたが、 これは決して他人事ではありません。 大小はあれど、誰にでもそういう経験があるはずです。 正常性バイアス• 意味: 異常なことが起こったときに、そんな滅多なことは起きないと思って軽視してしまうこと• 例: 津波警報が出ているのに、きっと何かの間違えだと思って家から避難しない 楽観バイアスは、 これから先に起こることが対象。 正常性バイアスは、 いま起こっていることが対象。 ということです。 楽観バイアスによって起こること 行動経済学でノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン氏の著書「ファスト&スロー」に、楽観バイアスの例が丁寧に解説されています。 同著に出てくる例を参考に、楽観バイアスを理解しましょう。 計画錯誤 計画錯誤とは、 計画を見積もるときに、ほとんど妄想のような甘い見立てをしてしまう現象のことです。 主に4パターンあります。 費用を見誤る• 納期を見誤る• 成果(見込み客数など)を見誤る• 成功率を見誤る 上記のダニエル・カーネマン氏自身の体験で、高校生向けの新しい教科書作りの計画をした逸話があります。 教科書作りは順調に進んでいるように見え、完成までの期間を関係者内で議論したところ、「1年半~2年半」であろうとの見立てでした。 計画が失敗に終わる可能性は微塵も感じていませんでした。 ふとした思いつきで、教科書作りに精通した関係者に他のプロジェクトはどうだったのか聞いてみたところ、「7年以下で完成したチームはなく、完成に至らないケースが4割ほどあった」と答えました。 そう答えた彼自身も、2年半以内に収まるだろうという見立てをしていたにも関わらずです。 結果的には、この教科書は8年かかってできたそうです。 そのほか、2002年のアメリカのリホームに関する調査では、台所の改修をした人は、当初は平均で18,658ドル(約180万円)を見込んでいました。 実際に支払った平均額は38,769ドル(約380万円)であったと結果が出ています。 平均以上効果 平均以上効果(above average effect)とは、その名の通り、大抵の人が、 自分は平均より上だと思ってしまう現象のことです。 ドライバーを対象に行った実験では、90%の人が自分は平均よりも運転が上手だと答えています。 みんな平均より仕事ができると思っているし、みんな平均より頭がいいと思っている節があるのです。 スタートアップの創業者は、他の企業がほとんど生き残れないことを知っていながらも、自分は成功すると考えています。 つまり、「失敗している平均的な創業者と自分は違う!」と思っているのです(そうでなければ起業しないでしょうが)。 大抵の飲食店は3年以内に閉店しますが、店主は自分のお店は例外だと思っています。 とは言え、何度失敗しても自分は成功すると信じて、いずれ成功を掴むという側面もあります。 必ずしも、楽観バイアスが悪とは言えないでしょう。 競争の無視・外部要因の無視 大型予算の映画が何本も同じ日に封切りされるのはなぜでしょう? 理由は、各社が絶対の自信を持っているからです。 「最高のチームで最高の作品を仕上げた。 だから競争相手がいても関係ない。 」と思ってしまうのです。 ライバル会社達も同じように考えているとは思わないのです。 成功したスタートアップ創業者は、自身の会社に対し、「成功は自分の尽力によるもの」「自分がこの会社の運命を完全に握っている」と思っています。 一見その通りに聞こえますが、「偶然のきっかけで市場が上向いた」「競争相手が突然失速して自滅した」といった、外部の要因も同じくらい影響しています。 チャンスを掴み取ったは、自分がコントロールしたからだと信じたいでしょうが、実際にはアンコントローラブルな要因に左右されていることは珍しくありません。 楽観バイアスを避ける方法 4選 楽観バイアスを避けるためには、人間には楽観バイアスという性質が備わっていると理解した上で、 意識的に見込みを下方修正する必要があります。 具体的には次の4つの方法があります。 死亡前死因分析 このブログでは、何度もご紹介している「死亡前死因分析」です。 死亡前死因分析とは、プロジェクトなどを始める前に、 関係者が 「プロジェクト完了後(例えば1年後)にこのプロジェクトが大失敗していたとしたら、その原因は何か?」 を話し合うことです。 楽観バイアスにかかっている状態では、うまくいくことで頭がいっぱいで、リスクに対して鈍感になっています。 この状態で進むと、いつかリスクが露呈するわけですが、プロジェクトが進めば進むほど、そのことを言い出しづらくなってしまいます。 比較的フラットに考えられる初期段階で、思いのままリスクを語り合いましょう。 関係者がそのリスクに気がつくことで、将来のリスクに備える心構えができます。 世間一般の数値から見積もる 世間一般では、どれくらいの費用なんだろう。 世間一般では、どれくらいの成功率なんだろう。 納期はどうだろう?と、世間一般ではどうか見てみましょう。 似たような境遇のケースで、それぞれのケースの中では何やかんやありつつも、 世間の平均で40%の成功率なら、自分の成功率も40%ぐらいだと思っておいたほうが賢明でしょう。 自分しか見えていない状態では、それまで大きなトラブル無く進んでいると、自分はうまくいっているからほぼ100%成功すると錯覚してしまいます。 ワーストシナリオで見積もる 待ち合わせしているときに、遅れてくる人は 「あと15分で着くよ!」と言いつつ、実際には30分かかるのが普通です。 皆さんも経験があるはず。 (待った側か、待たせた側かはさておき) 最短では15分で着くんでしょうが、「道が混んでいる」「駅のホームが混んでいてなかなか前に進めない」「信号待ちする」といったケースを全く考えていないんですよね。 そのため、 ベストケースでシナリオを作ると大抵破綻するので、ワーストケースのシナリオを見込んでおくべきです。 実際には、それでもオーバーすることもザラですが。 5倍で見積もる 日常に起こること全てに、いちいち他のケースを参照したり、ワーストケースを想定したりするのは、現実的ではありません。 こういうのは、ここぞという大事な場面でするものです。 ベストセラーになった「エッセンシャル思考」の著者グレッグ・マキューン氏は、作中で「 とりあえず1. 5倍で見積もろう」と提唱しています。 この仕事どれくらいかかりそう?と聞かれて、2日で終わると思ったら、3日と答えましょう。 費用の見積もりも同様です。 5倍多く見積もっておいて、バッファを持っておきましょう。 こういう予備の予算を「コンティンジェンシー費用」と言います。 不測の事態があったらここにプールされているお金を使うことになります。 多くの場合は、1. 5倍で見積もってちょうどいいか、もしくはそれでもギリギリだったりします。 まとめ 今回は、行動経済学より「楽観バイアス」をご紹介しました。 次の通りまとめます。

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