犬 から うつる 病気。 【獣医師監修】犬から人へ感染する3つの病気!症状から治療法・予防法まで

犬の細菌やカビによる皮膚病の治療は?人にもうつる?!

犬 から うつる 病気

犬は、ただ可愛いだけではありません。 人間をはじめ、動物はみな病気をもっています。 中でも気をつけたいのが、人と動物とに共通してうつる病気、「人畜共通感染症」。 お互いが健康に暮らすためにも、こうした病気についても知っておきましょう。 特に鼻や口の周りなど、過度な接触は感染の可能性もあり。 厚生労働省では人の健康を基盤に考えるという観点から、動物由来感染症という言葉を使っていますが、ここでは人畜共通感染症という言葉で統一して話を進めたいと思います。 人畜共通感染症は、世界保健機構(WHO)の定義によれば、「脊椎動物と人との間で、自然に伝播(でんば)する、すべての疾病と感染」ということ。 伝播とは、感染症がうつるといった意味です。 感染に関係する動物としては、牛や豚などの家畜動物、鳥類、野生動物、げっ歯類などの他、もちろん、犬やネコなど私達に身近な動物も含まれます。 その数は200を超え、300近くはあるとも言われています。 人畜共通感染症の感染ルート 人畜共通感染症は、どのように感染するのでしょうか? その感染ルートには、大きく分けて2つのものがあります。 1つめは「直接伝播」。 2つめが「間接伝播」です。 直接伝播は、咬まれたり、舐められたり、咳やクシャミなど、感染動物から直接うつるものを言います。 それに対して間接伝播は、たとえばノミやダニなど、何らかの媒介となるものが存在してうつるものを言います。 間接伝播は、さらに3つのカテゴリーに分けることができ、病原体に汚染された水や土が媒介物となる「環境媒介」、ノミやダニ、蚊などの寄生によってうつる「ベクター媒介」、病原体に感染した肉や魚などが媒介物となる「動物性食品による媒介」の3つがあります。 犬から人にうつる病気として考えると、注意したいのは、環境媒介とベクター媒介ですね。 以下、簡単に表にまとめておきましょう。 犬に関連する人畜共通感染症2 病気は予防が第一! これらの人畜共通感染症に対処するにはどうしたらいいのでしょうか? 何より予防が一番です。 以下のようなことに気をつけて生活しましょう。 過度のふれあいには注意を たとえば、同じお箸や口移しで食べ物を与える、可愛いあまり犬の口の周りに過度のキスをする、同じ布団で寝起きする、このような接触の仕方は、病気感染の可能性を高めることになります。 健康管理に気配りを 愛犬の健康状態を日頃からチェックするとともに把握し、定期的に検便をはじめとした各種の健康診断を受けるなど、健康管理に気をつけたいものです。 何かおかしいなと思った時には、なるべく早めに動物病院で受診を。 また、予防ワクチンは健康状態や状況によって可能な範囲で接種してあげましょう(高齢であったり、何らかの病気があるなどの場合は、無理に接種するのはかえって考えもの。 動物病院でご相談ください)。 清潔を心がける お手入れはコミュニケーションの意味合いもあるほか、体の変化にも早めに気づけるチャンスです。 その他、生活周りの環境なども含め、なるべく清潔を心がけましょう。 ただし、あまりに神経質になる必要はありません。 綺麗にし過ぎることで、逆に抵抗力を弱めてしまうこともありますから。 また、ノミやダニなどの予防も忘れずに。 野山に出かけた後は、念のためにチェックをしましょう。 オシッコやウンチの始末はすみやかに 排泄物から感染する病気がわりとあります。 間違ってもウンチをその辺にさせっぱなしにはしないように。 放置されているウンチには、愛犬を近づけることは避けたいです。 それから、室内犬の場合は散歩から帰った後、足先を軽く洗ったりするといいですね。 健康な体をつくる 食事の内容や運動などにも気配りしましょう。 健全な体をつくるということは、病気への抵抗力を高めることにもなります。 動物に触ったあとは手洗いを 普通の健康な大人はもちろん、特に子供やお年寄り、何らかの病気がある人は免疫力もやや弱い傾向にありますので、動物と触れ合った後には手洗いを習慣づけることで、感染リスクを下げるようにしましょう。 万一、咬まれるなどの傷を受けた場合には、傷口をよく洗って、念のために消毒をし、場合よっては病院で診察を受けるといいでしょう。 お互いに健康な生活を目指して こう人畜共通感染症のことを書いていますが、可愛い愛犬からも場合によっては病気がうつることもあるかもしれませんよというような不安をかりたてているつもりは決してありませんので、誤解なさらぬよう。 その逆で、人であれ、動物であれ、病気というものは限りなく存在するものです。 できるなら、そうした病気にはかからずに、ともに健康に暮らしたいもの。 だからこそ、こうした情報もある程度は得ておくことが大事なのではないかと思います。 予防できるところは予防し、日頃のお手入れや生活環境など気配りしてあげることで、愛犬の健康を守ってあげながら、お互いに健康な生活を送りたいですね。 【関連サイト】 動物から人間にうつる病気やその予防法、海外旅行に行く際の注意点など詳しい情報がある.

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人獣共通感染症とは?犬や猫から人にうつる病気もある?

犬 から うつる 病気

【ほかの犬から感染する病気】• 皮膚糸状菌症:お腹など皮膚のやわらかいところに円形の発疹ができる。 脱毛やかさぶたがみられる。 犬疥癬:耳や顔の周りに起きやすい。 赤い発疹ができ激しいかゆみを伴う。 掻き壊すことで脱毛する。 ブルセラ病:オスでは精巣炎(睾丸が腫れたり萎縮したりする)、メスでは不妊や流産の原因になる。 狂犬病:中枢神経が侵され狂ったように吠えたりよだれを流して徘徊する。 筋肉がマヒして死に至る。 パルボウィルス感染症:激しい下痢(血便)や嘔吐を繰り返して衰弱する。 心不全を起こすタイプも。 カンピロバクター症:発熱、下痢(血便)、腸炎などの食中毒様の症状がみられる。 サルモネラ症:下痢や胃腸炎がみられる。 ジステンバー症:発熱、咳やドロッとした目やに、鼻水、下痢、嘔吐など。 重症化で脳炎や運動マヒも。 ケンネルコフ症:乾いた強い咳や鼻水、くしゃみ、発熱、食欲低下など風邪様の症状がみられる。 病気を媒介する生き物には、蚊やマダニ、ノミ、ハエ、さらにネズミやキツネなどがいます。 【犬以外の生き物から感染する病気】• フィラリア症:寄生虫が心臓に寄生するため咳や呼吸困難がみられる。 重症化すると腹水がたまり死に至る。 犬回虫症:下痢や嘔吐、貧血、食欲不振がみられる。 腸に大量寄生すると腸閉塞を起こすことも。 ジアルジア症:水様便や食欲低下がみられる。 栄養吸収が困難となり体重減少も。 バベシア症:発熱、黄疸、易疲労がみられる。 赤血球の破壊によって重度の貧血を起こすことも。 ライム病:発熱、関節炎、心筋炎、食欲不振がみられる。 SFTS(重症熱性血小板減少症候群):人間のみ発症し、発熱や皮下出血、下血ののち死亡に至ることことも。 瓜実条虫症:多数寄生すると下痢や食欲低下がみられる。 子犬では激しい下痢や出血性腸炎を起こす。 ノミアレルギー性皮膚炎:ノミの唾液にアレルギー反応を起こす。 じんましんができて激しいかゆみを伴う。 レプトスピラ症:出血型(発熱、口や目の充血・出血、嘔吐・下痢、腎障害)、黄疸型(肝障害、黄疸、血尿)• エキノコックス症:無症状のこともあるが腸炎になることも。 これらの症状が疑われたらすぐに病院に連れて行きましょう。 でもこれらは本来十分に防げる病気です。 原因や感染経路をしっかりと理解し、予防に努めましょう。 【接触感染で起こる病気】• 皮膚糸状菌症(真菌:カビの一種)• 感染経路:皮膚糸状菌が寄生した犬と接触することで感染する。 予防法:犬が集まる場所では注意。 家ではハウスや食器、おもちゃの衛生に留意しカビを繁殖させないこと。 犬疥癬• 感染経路:ヒゼンダニが寄生した犬と接触することで感染する。 予防法:ヒゼンダニの駆除と薬用シャンプー。 複数飼いの場合は接触はもちろん道具も共有しないこと。 ブルセラ症• 感染経路:ブルセラ菌に感染した犬との接触による。 「母子感染」のケースも多い。 予防法:感染対策の行き届かないブリーダー(繁殖所)、ペットホテルには注意。 狂犬病• 感染経路:罹患犬に噛まれるなどして唾液を介して感染する。 予防法:日本では1957年以降の発症例はないが、東南アジアでは現存する病気。 ワクチン接種は義務。 【糞口感染で起こる病気】• パルボウィルス感染症• 感染経路:感染した犬のお尻を嗅いだり、フンをなめたり食べたりすることで感染する。 嘔吐物からも感染。 予防法:犬のフンに触れさせないこと。 少量でも感染する。 ワクチン接種が有効。 カンピロバクター症• 感染経路:感染した犬のフンをなめたり食べたりすることで感染する。 生肉から感染することも。 予防法:犬のフンに触れさせないこと。 生肉を食べる習慣をつけないこと。 サルモネラ症• 感染経路:感染した犬のフンから感染する。 生肉から感染する。 ハエが媒介することもあるので要注意。 予防法:犬のフンに触れさせないこと。 生肉を食べる習慣をつけないこと。 【 マダニが媒介する病気】• バベシア症• 感染経路:バベシア原虫に寄生されたマダニに吸血されることで感染する。 予防法:草むらや河川敷など高温多湿でマダニが多い場所に出入りする場合は、マダニ駆除薬の投与が有効。 ライム病• 感染経路:ボレリア菌に感染したマダニに吸血されることで感染する。 目や肛門、わきの下など被毛の少ない部分に多い。 予防法:同様。 マダニが見つかったら皮膚加に行き、切開か専用の機器で処置する必要がある。 自分で除去しないこと。 SFTS(重症熱性血小板減少症候群)• 感染経路:SFTSウィルスに感染したマダニに吸血されることで感染する。 犬自身は発症しないが人間は発症して重症化も。 予防法:同様。 マダニが犬に付くと刺激やかゆみで落ち着かなくなる。 マダニを発見したら放置しないこと。

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犬からうつる病気(動物由来感染症)は犬の寄生虫駆除と予防で防げる

犬 から うつる 病気

およそ3割の世帯がペットを飼っているといわれる現代。 ペットに触ったあとの手を洗わなかったり、同じ布団で眠ったり、ねだられてついついお箸からごはんをあげたり、なんてことをしていませんか?可愛がることはもちろんよいのですが、人間と動物の垣根を超えて近すぎる生活をしていると、知らず知らずのうちにペットから人間に病気がうつってしまうことがあるのです。 大切なペットと健康で快適な生活ができるよう、正しい知識を持って感染症を予防しましょう。 動物やペットから人に病気がうつる!? 動物由来感染症(ズーノーシス)と呼ばれ、動物から人間に感染する病気があります。 日本で動物由来感染症として問題になっているのは60〜80種類ほどで、その中で犬や猫、小鳥などから人に感染する病気は約30種類。 多くの家庭がペットを飼うようになった昨今、感染数も急増しているのです。 これは飼育数の増加と比例して、ペットとの距離が近くなり、珍しい動物を輸入してペットにする人が増えたことも原因だと考えられています。 さらにペットに限らず、野生動物と接触するのも危険です。 むやみに外で動物に接触しないように注意しましょう。 ペットから感染する病気・感染経路・主な症状など 2006年6月1日からは動物愛護法が改正され、動物由来感染症の予防のために必要な注意を払うことは飼い主側の責任と義務付けられました。 ペットと共存し、飼い主とその家族が幸せな生活を送るために、病気や感染経路、症状などに注意し、感染拡大の防止に努めましょう。 動物由来感染症でよく知られているものに、狂犬病や鳥インフルエンザなどがありますが、他にも身近に様々な感染症があります。 病名 感染する主な動物 感染経路 特徴 狂犬病 (=ラブドウイルス感染症) 犬や猫、アライグマ、キツネなどすべての哺乳類、コウモリ 噛み傷、傷からの唾液による感染、空気中に浮遊したコウモリの唾液を吸引 [都市型感染] 犬や猫からの咬傷感染が主 [森林型感染] キツネやアライグマ、スカンクコウモリなどの野生動物からの感染(猫から人への感染はこのタイプが優勢といわれている) 日本では犬での予防接種が義務化されている。 1957年以来国内感染例は報告されていないが、海外からの輸入狂犬病により、2006年に京都で2名死亡している。 2014年、清浄国であった台湾で、数十年前から狂犬病が存在していたことが確認されている。 治療法はなく、現在の日本においては人の暴露後発症予防の治療はできない。 (人抗狂犬病免疫グロブリンは入手不可、暴露後ワクチンは入手困難) 症状を見る <動物の症状> 狂そう、麻痺、昏睡後死亡 <人の症状> 1〜3カ月の潜伏期間を経て風邪のような症状から、噛まれた部分が痛み、幻覚や攪乱などの神経症状が現れる。 昏睡状態に陥った後、呼吸停止。 発症すると100%死亡する。 エキノコックス症 犬、猫、キツネ 糞に含まれる寄生虫卵が、水で流され、飲水や手や食品に付着し口から入る 北海道のキタキツネが主な感染源で、北海道で放し飼いをした犬も感染源となることがある。 感染地域で有機農法により収穫された野菜を生で食べることも、虫卵摂取の原因になる。 現在は、北海道だけでなく本州でも発症が確認されている。 症状を見る <動物の症状> ほぼ無症状 <人の症状> 放置すると90%以上が死亡する。 感染して、5〜10年は無症状で自覚症状はなく、数年、十数年を経て症状が現れる。 最初は膨満感を感じるが進行すると肝腫大、腹痛、肝機能障害を起こす。 治療は手術を行う。 糞に含まれる病原体が、手や食品に付着し口に入る• 傷や粘膜からの侵入 症状を見る <動物の症状> 精巣炎、死・流産、不妊症 <人の症状> 消化器症状 まれに脳炎、髄膜炎、心内膜炎や骨髄炎を起こす Q熱 犬、猫、牛、羊、小型哺乳類、鳥類• 尿や糞、胎盤の病原体の吸入• マダニの媒介 感染した牛、ヒツジ、ヤギなどの生乳や乳肉製品を食べることでも感染する。 症状を見る <動物の症状> ほぼ無症状・不顕性感染(感染していても発症しない)。 しかし、乳汁や糞便に病原体を排泄、感染源となる。 妊娠時は、流産や死産をおこし、排泄された胎盤に多くの病原体が含まれる。 <人の症状> 急性 14〜26日間の潜伏期間のあと39度前後の発熱や微熱の継続、頭痛、悪寒、関節炎、眼痛など、インフルエンザに似た症状。 慢性 長期にわたる疲労感、慢性肝炎、心筋炎、心内膜炎など不定愁訴を示す場合があり、登校拒否やうつ病などと誤診される場合があるので注意が必要。 犬に対してのワクチン有 症状を見る <動物の症状> ハムスター、モルモットは敗血死、犬は発熱、粘膜出血、血便、血尿、腎炎、肝炎(黄疸) <人の症状> 1〜2週間の潜伏期間の後、発熱、頭痛、結膜充血などの症状がみられる。 重症の場合は黄疸、腎機能障害を起こすことも。 治療をしないと死亡。 パスツレラ症 犬、猫、鳥、ウサギ、マウス、モルモット、ハムスター、ラット 噛み傷、引っかき傷、濃厚な接触(キス、口移し、スプーンや箸、スキンシップ・まれに飛沫感染) 原因のパスツレラ菌は犬の約75%、猫の100%が保有すると言われ、他の動物由来感染症と比較にならないほど高い病原体保有率のため注意が必要 症状を見る <動物の症状> ほとんど無症状(不顕性感染)で、まれに化膿性疾患や肺炎を起こす。 ウサギも常在菌でスナッフル(鼻炎)、肺炎、皮下膿瘍、敗血症など多様な症状を示す。 豚は肺炎や萎縮性鼻炎、鳥は家禽コレラ・出血敗血症で死亡する。 <人の症状> 肺炎、気管支拡張症などの呼吸器症状(約6割)、皮膚科関連(約3割)で、蜂窩織炎から敗血症、髄膜炎など多彩な病態を示す。 お年寄りや糖尿病など抵抗力の弱い人では日和見感染を起こし、死亡することもある。 猫ひっかき病 犬、猫 噛み傷、引っかき傷、ノミの咬刺によって菌が体内に侵入 動物由来感染症の中でよく見られる病気で、およそ1割の猫が感染しているといわれている。 症状を見る <動物の症状> ほぼ無症状 <人の症状> 数日から数週間の潜伏期間のあと、数カ月続くリンパ節の腫脹があり、その後、1〜3週間後に約0. 25%の人が脳症を併発し、突然のけいれん発作や意識障害がおこる。 うつ病と誤診されることもある。 カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症 犬、猫 噛み傷、引っかき傷 症状を見る <動物の症状> ほぼ無症状 <人の症状> 感染者の大半が40代以上で、およそ7割が男性。 発熱、頭痛、腹痛、倦怠感がみられる。 重症化すると、敗血症、髄膜炎で死に至ることもある。 免疫が低下しているときは特に注意が必要。 トキソプラズマ症 猫• 猫の糞に含まれる病原体が、手や食品に付着し口に入る• 経気道や経皮感染することもあり 豚などの食肉(生や加熱不十分)に潜んだ病原体が口に入ることでも感染がみられる。 また、最近では、無農薬栽培の野菜を洗わずに食べることや生肉や生乳から感染するケースが増えている。 ゴキブリ、ハエなどから伝搬し、ネズミは中間宿主となる。 症状を見る <動物の症状> ほとんど不顕性感染。 猫が免疫低下状態のときに、発熱、呼吸困難、間接性肺炎、肝炎、脳炎を起こす。 <人の症状> [先天性感染] 母親が妊娠中に初感染した場合に限る。 母体から胎盤を経て胎児に移行した場合、死流産や、網脈絡膜炎、脳水腫、貧血、発育不良などの先天性障害を引き起こす。 生後1〜10年たってから網脈絡膜炎、中枢神経障害が現れることも。 [後天性感染] 多くの場合無症状の不顕性感染。 免疫低下により、発熱、発疹、リンパ節の腫大、肝腫大、肺炎、脳髄炎などを引き起こす。 回虫症(トキソカラ症) 犬、猫 糞に含まれる病原体が、手や食品に付着し口に入る 感染した家畜(牛、豚、鶏など)の生のレバーを食べることでも感染。 有機栽培・無農薬野菜を充分に洗わずに食べることでも感染することあり。 「砂場が虫卵に汚染されている」と話題になった感染症。 人の体内に侵入した回虫は成虫になれずに体内を移行し、幼虫移行虫症を引き起こす。 症状を見る <動物の症状> ほとんど不顕性感染。 幼犬に多数の成虫が寄生している場合は、腹部膨満、呼気の特異的甘臭、異嗜、元気消失、発育不良、下痢、腹痛、嘔吐を起こす。 免疫低下状態で、食欲不振、嘔吐、下痢。 <人の症状> [内臓移行型]幼虫が侵入する臓器により症状が異なる [眼移行型]網膜脈絡炎、ブドウ膜炎、硝子体混濁、網膜剥離など多様 [皮膚迷入移行型]皮膚結節や移動型の発赤、発疹、掻痒感など 疥癬(ヒゼンダニ症) 犬、猫、ウサギ、ハムスターなど 感染動物とのスキンシップ 症状を見る <動物の症状> 強いかゆみ、脱毛 <人の症状> 皮膚の強いかゆみ、脱毛 皮膚糸状菌症 (白癬) 犬、猫、ウサギ、ハムスターなど 感染動物とのスキンシップ 症状を見る <動物の症状> 脱毛、フケ。 無症状の場合もある。 <人の症状> 脱毛やフケ、水ぶくれ、かゆみ等の皮膚障害 ノミ刺咬症 犬、猫、ウサギ、モルモット、ハムスターなど• ペットのノミによって汚染された家庭環境(ベッドやカーペット)から感染• ペットについたノミの成虫が直接人に移動することでも感染する 日本においては、ほとんどが猫ノミの感染。 症状を見る <動物の症状> ノミの刺咬による刺激と唾液による、丘疹やかゆみ。 掻痒による二次感染やアレルギー性皮膚炎を起こす。 ノミはさなだ虫やペスト菌を媒介する。 <人の症状> ノミの刺咬による物理的刺激と唾液による化学的刺激。 かゆみを生じ、紅斑や丘疹ができ、ひっかくことで二次感染を起こす。 アレルギー反応を起こすこともある。 ライム病 犬、猫 ペットについたマダニに刺される 病気に感染した犬の血を、マダニが介することで人へうつる病気。 症状を見る <動物の症状> 野生動物は無症状だが、犬、馬、牛、人では症状を示す。 犬の約5%に多発性関節炎、発熱、食欲不振などの症状が現れる。 <人の症状> インフルエンザに似た症状、皮膚炎や心疾患 犬糸状虫症(フィラリア症) 犬、猫、フェレットなど 蚊からの吸血の際、その傷口から侵入 日本での人への感染は 約1000例。 犬における犬糸状虫症は100%予防可能といわれています。 症状を見る <動物の症状> 犬では、血液循環障害や免疫疾患を引き起こし、うっ血性心肥大、肝腫大、腹水、腎炎、肺動脈塞栓症、大静脈症候群など。 猫では、不定愁訴で、予防はできるが治療はできない。 嘔吐、下痢、元気食欲の低下、肺炎、気管支炎、突然死など。 <人の症状> 無症状のことが多いが、咳や喀血、胸痛、呼吸困難など。 肺の肉芽腫病変。 カンピロバクター症 犬、猫、鳥 糞に含まれる病原体が、手や食品に付着し口に入る 汚染された井戸水や豚などの食肉が主な感染原因。 症状を見る <動物の症状> 無症状なことが多いが、下痢、体重低下がみられることもある。 <人の症状> 2日から1週間の潜伏期間を経て頭痛、発熱があり、その後下痢、嘔吐など腸炎の症状が現れる。 ジアルジア症 犬、猫、鳥、ウサギ、ハムスターなど 糞に含まれる病原体が、手や食品に付着し口に入る ジアルジア虫による寄生虫病。 症状を見る <動物の症状> 成犬・猫ではほとんど無症状。 幼犬・猫では臭いがきつい水っぽい下痢を起こし、嘔吐、脱水がみられる。 <人の症状> 1〜2週間の潜伏期間を経て下痢、水様便、食欲不振、悪心、腹痛など。 発熱はない。 ペットからの病気を予防するには 可愛い家族の一員ですが、ペットは人間ではありません。 人間は人間、動物は動物と、節度を持って接することがペットと飼い主、どちらのためでもあるのです。 また、常日頃から健康管理のために動物病院を利用し、様子がおかしければ早めにかかりつけの動物病院に相談、受診することを心がけましょう。 ペットの病気を予防する 定期的に予防薬の投与や予防接種を行う 狂犬病の予防接種や、ワクチン接種や寄生虫の駆除など、定期的に行いましょう。 ペットのかかりつけ医をつくり、不安なときは相談ができる環境にしておけば安心です。 室内で飼う ペットを室内飼いすると他の動物や汚染環境からの接触機会が減ることで感染症のリスクが低くなります。 どうしても外と出入りをする場合は、家族の食事スペースや寝室はペットの居場所と別にするようにしましょう。 ペットからの感染を予防する 過剰なスキンシップを控える 特に乳幼児やお年寄り、免疫系の疾患を持つ人は、必ず獣医師と医師に相談し、適切な指導を受け、人だけではなく、動物の健康管理に心がけてください。 体力が落ちているときや体調が悪いと感じたら、かかりつけの獣医師のもと、感染管理をきちんとしている犬や猫やウサギ以外のペットとの接触は避けるようにしましょう。 噛まれたり引っかかれてできた傷を放置しない 突然噛まれたり引っかかれたりしないように、日頃からの躾も大事です。 注意をしていてもうっかり噛まれて傷が出来てしまった場合は、すぐに大量の水道水で洗い流し、消毒など治療は、医師の指導に従ってください。 まめに手洗いを 手に付着した病原体や菌が身体に入ってしまわないように、ペットと接触した後はしっかり手洗いを。 特に猫のトイレ掃除や手入れ後の手洗いは、石鹸で入念に行いましょう。 清潔で快適な住環境を整える ペットの糞尿の処理は速やかに行うのはもちろんのこと、ペットの小屋や鳥かごはまめに掃除をして清潔に保ち、細菌が繁殖しないようにしましょう。 人と共存する「コンパニオンアニマル」 コンパニオンアニマルとは、伴侶動物と訳されます。 ペットと何が違うか?ペットとは、愛玩動物であり、極端な言い方をすれば、「人がかわいがるための動物、人が満足するための動物」です。 一方、コンパニオンアニマルとは、相手の動物のことを知り、相手の動物を思いやり、そして動物から人への感染症を管理できる動物のことを言います。 今のところ、コンパニオンアニマルになれる動物は、「犬、猫、ウサギ、馬」に限られています。 犬、猫、ウサギ、馬は、きちんと管理することにより、動物由来感染症のコントロールができ、一生涯「人と動物とが生活できる」と考えられているからです。 つまり、それ以外の動物を飼うということは、動物からの感染症の危険が常にあることを知らなければなりません。 げっ歯類、鳥、ミニブタ、カメ、猿、ヤギなど、飼われている動物はたくさんいますが、危険があるのです。 さらに、エキゾチックアニマルと呼ばれているその他の小動物(外来種、野生の動物など)は、生態や病気、感染症など、まだまだ未知のことが多く、人の体調がすぐれない時や、免疫が低下した時に、普段問題が起きない感染症に感染してしまうかもしれません。 また、人の病院に行った時に、飼育動物の問診を受けることがほとんどないために、原因が分からず早期発見が遅れてしまうリスクも高くなるのです。 かわいいからと安易に動物を飼う前に「自己満足のために動物を飼う」ということは、「周囲にも危険をもたらす」ことだということを一度考えてみてください。

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