オレ が 私 に なる まで。 【オレが私になるまで】女の子になってしまった主人公の心理描写が丁寧に描かれた名作【漫画紹介】

『オレが私になるまで(1)』性別変化に悩める主人公に考えさせられる漫画の感想(ネタバレ注意)

オレ が 私 に なる まで

Posted by ブクログ 2019年12月30日 TSジャンルの中でもトップランカー。 キレイで温かいアキラの成長物語。 クラスの男子に女子が付き合ってるのからかわれてアキラがキレるシーンめっちゃ好き。 昔の自分と重ねて必死に止めようとするアキラ…「気にくわないことがあればすぐ暴力を振るう」ところが変わってないのに、周りから謝られてお礼を言われる罪 悪感ね。 アキラの自分を変えたいって意思が行動にあらわれてて素敵だわ。 ちなみに菊地はちゃんと謝れて、しかも女子のパンチなんて痛くないよ!と気遣う男前だからな。 多分男時代のアキラより良い子だと思うわ。 てか翔馬、絶対アキラのこと好きじゃん… すぐ顔赤くなるし、手握られて勃ってるし…まあアキラ可愛いし、コンソメもらって笑顔で「ありがとう」とか天使だもんな。 地味に小学校の先生好きだわ。 アキラがびくつきながら変じゃないか聞いたとき「どうして?藤宮さんが選んだものだもん 変じゃないわ」て変に笑い飛ばしもごまかしもせずに、アキラの選択を尊重してあげるって優しさね。 可愛いから、とかじゃなくてアキラが選んだものってのがミソだよね。 アキラほっとしただろうな… るみと仲直りできてよかったぁ…アキラにとってるみは原点で、女子生活に進めたのも、るみの支えがあったからだからな。 必死になってるアキラの表情、特に瞳はぐっくるものがあるよね。 作者さんの描く瞳好きだわ。

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【オレが私になるまで】女の子になってしまった主人公の心理描写が丁寧に描かれた名作【漫画紹介】

オレ が 私 に なる まで

性別をテーマにした漫画・フィクション作品は、意外と数が多いひとつのジャンルになっていると思います。 自分の生れてきた性別が間違っているとか、いわゆるは僕にはありませんが、この手の性別をテーマにした作品は結構好きだったりします。 古くは子供の頃に先生の 『』を読んだ頃から、こういう作品を読むと「もし自分が女だったら?」とか、もしくは「女として生きていくとしたら?」とか、そういうことを考えさらさせます。 これはスーパーヒーローや格好良い大人に自分を重ねるのと同じで、自分とは違った生き物である異性への興味が、例えば普通のヒロインやヒーロー以上に、そして直接的に掻き立てられるからなのかもしれません。 とはいえ、近年ではこの手のテーマで描かれるのがただのコメディでしかないことも非常に多いです。 それはそれで面白いこともあるのですが、せっかくの興味深いテーマを活かしきれていない作品も少なくありません。 なんというか、性別をネタにしているだけのドタバタコメディになりがちな気がするんですよね。 そういう意味で 『』は、久々に性別について考えさせられる漫画だったような気がします。 ある日突然、普通の男子の体が女子になってしまう。 望まない性別変化と自身を取り巻く状況の変化。 そして、その後の成長による体の変化に、徐々に女子的になっていく意識の変化。 そんな4つの変化に悩める主人公が描かれている作品となります。 本作の概要 主人公の藤宮アキラは普通の小学二年生の男子でしたが、ある日突然朝起きたら女子の体になってしまっていました。 突発性性転換症候群。 突発的に性別が変わってしまう病気になってしまったアキラは、今後は女子として生きていかなければならなくなります。 性別が変わったことによる変化と、それに悩むアキラの心情が描かれています。 本作の見所 性別の変化 藤宮アキラは普通の小学二年生の男子です。 年相応にヤンチャで、女子のクラスメイトを少し見下したところもありますが、まあ普通に子供っぽい男子の範疇だと思います。 今時小学二年生でスカートめくりするのはやりすぎな気もしますけど。 (笑) しかし、そんなアキラを襲ったのは突発性性転換症候群。 突発的に性別が変化してしまう病気でした。 「女なんて大嫌いだ!」 小学二年生くらいといえば、それ以下の子供に比べると男子と女子の違いを理解できるようになっています。 一方で異性のことが自分とは全く違う生き物に見えてしまう時期でもあり、理解できないものに対して無意識に嫌ってしまうようなこともあるかもしれません。 恐らくアキラの状態がそれに該当するのだと思いますが、それが突然の性別の変化で強制的に理解させられることになっていきます。 自身を取り巻く状況の変化 当然ながら、もともと男子だったのが女子になったりすると、自分自身以上に周囲が変化していくものなのだと思います。 大人の世界であれば腫物扱いされてしまいそうなところで、それはそれで嫌なものだと想像できますが、子供の世界はもっと残酷ですよね。 今まで一緒に遊んでいた男子からは面白がられ、身から出た錆とはいえ女子からは疎まれたままで、アキラは今まで通っていた小学校から転校を余儀なくされます。 保護者たちからは、どうやらそういう事実は無いようですが突発性性転換症候群が扱いされて評判が良くなかったようで、致し方なかったのかもしれません。 元々はヤンチャで、ガキ大将じみたところのあったアキラが男子を苦手だと思うようになってしまうくらいなので、周囲の変化は相当に大きかったことが予想されます。 成長による体の変化 転校後はもともと男子だったことを隠して学校に通うことになったアキラですが、そこでは渡井瑠海という友達ができることになります。 「男子のグループに入るのは怖い・・。 なら・・女子と仲良くなるしか。 でも・・また嫌われたらどうしよう」 転校前には一人ぼっちになってしまっていたアキラは、ヤンチャで活発な性格はどこにいったのか、非常に控えめに振舞うようになってしまっていましたが、そんなアキラに声を掛けたのが瑠海でした。 その後、今巻でアキラは小学5年生まで成長しますが、そこでは女子としての成長に戸惑うシーンが多数見受けられます。 男子と女子では成長の仕方は違うと思いますが、女子の場合はいずれは生理が訪れるというのが大きな違いですよね。 もともとが男子だっただけに、女子として成長していく戸惑いは普通の女子よりも大きかったかもしれませんが、そこでも助けになるのが瑠海というキャターでした。 今は、瑠海もアキラがもともと男子だったことを知りませんが、親友的なポジションである瑠海にはいつか打ち明けるようなタイミングもあるのかもしれませんね。 女子的になっていく意識の変化 自身を取り巻く状況の変化といいましたが、あくまでもアキラは病気であり、嫌々女子として過ごしているものだと接し続けて変わらない人物もいます。 アキラの母親ですね。 突発性性転換症候群は架空の病気なので、もしそんな病気に自分がなったとしたらどうなってしまうのかは一考の余地があるところだと思います。 恐らく、人間は適応する生き物なので、何だかんだで馴染んでいくような気もします。 現実的な人間の変化といえば例えば年齢の変化がそうですが、人間年を取れば否が応でもその年齢に馴染んだ変化をしていくものです。 それと同じような変化が性別の変化にもあるのではないかと思うんですよね。 実際、小学5年生になったアキラの精神面の変化にはそういう年齢の変化に近い変化があったような気がします。 もちろん、普通ではない状況なので戸惑いは大きいとは思いますが、自分は嫌々女子として過ごしているんだという意識と、スカートを穿いたり可愛らしい髪型にテンションが上がったりする意識と、その両方が混在している複雑な感情の揺れが描かれているのが非常に興味深いです。 今後の展開の予想 非常に興味深い作品ですが、恐らくアキラは今後は女子として生きていくことを受けとめていくことになるのだと思います。 1巻の中盤からラストの様子からもそれは伺えますね。 その時に元々は男子だったことや、その秘密を親友である瑠海に隠していることが何かしらの悩みの種になっていきそうな気がします。 また、もしこの作品が長く続くようなことがあれば、アキラの転校前の学校のクラスメイトと成長したアキラの再会みたいなエピソードもあるかもしれませんね。 総括 いかがでしたでしょうか? そこまで期待せずに衝動買いした作品が、稀に見る良作だったということは時たま遭遇する事態ですが、 『』はまさにそのケースでした。 まだ1巻なので最終的な評価がどうなるかは分かりませんが、1巻時点でいえば性別をテーマにした作品の中では先生の 『』以来の良作なのではないかと思います。 突発性性転換症候群という性別が変化する病気はSF的で、もしかしたらリアリティに欠ける微妙な作品なのかと序盤は思ったのですが、性別が変化した後の心理描写が非常に秀逸で面白かったです。 いや、こういう考えさせられる系の作品のレビュー記事では、どういう風に考えさせられるのか、どこに魅力がある作品なのか、そういうことを本当はもっとお伝えできればと思うのですが、僕の筆力では限界があるのが口惜しい限りです。 最後になりますが、次巻もとても楽しみにしています!.

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static.shopadvisor.com:カスタマーレビュー: オレが私になるまで 2 (MFC)

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いわゆるはフィクション作品との親和性が高いのか、それをテーマにした作品は枚挙に暇がありません。 自分がもし女だったら、あるいは男だったら? いわゆる本物のでなくとも、そういう形での異性への興味は多かれ少なかれ感じたことがある人も多いと思うのですが、だからこそ時折こういった作品が生まれるのかもしれませんね。 そして、1巻のレビュー()でも前述したとおり 『』は、そんな性別をテーマとした作品の中でも相当な秀逸さを誇る作品で、僕も2巻の発売をかなり楽しみにしていました。 1巻では、唐突な性別の変化とそれに伴う環境や意識の変化が主に描かれていたところですが、2巻では性別が変化した後の成長に主点が置かれています。 小学校高学年から中学生という思春期最序盤をアキラがどのように過ごすのかが興味深い内容になっています。 また、1巻のレビュー()で僕は「瑠海に秘密(もともと男だったこと)を隠していることが何かしらの悩みに繋がる」という予想をしていたのですが、どうやら当たらずとも遠からずだったようです。 本作の概要 男女の違いが表れる年頃へと成長したアキラ。 アキラ自身だけではなく、周囲の環境も変化していってますが、その変化は本当に少しずつ。 しかし、目まぐるしく変化していくように感じられるような描写が非常にリアルな内容になっていると思います。 変化していない部分もあるからこそ、そう感じられるのかもしれません。 アキラが感じている変化に対する戸惑いは、実のところ性別が変わったからというだけではないところもあり、意外と多くの人の共感を呼ぶものになっているのではないかと思います。 本作の見所 変わっていない自覚 小学校高学年といえば異性に興味を持ち始める年頃で、早ければ彼氏や彼女のいる子供もいますよね。 僕が小学生の頃も、少ないですけどそういうヤツいました。 ただ、早熟なヤツもいればまだまだ子供な悪ガキがいるのもこの年頃。 同じ集団の中に精神年齢が大人に近いヤツと子供のままのヤツが混じってくると、何故か子供に近い側のヤツにとって自分より成長の早いヤツがからかいの対象になりがちですよね。 これがもう少し成長すると立場が逆転するものなので、ある意味人生においてもかなり特殊なタイミングと言えるかもしれません。 そしてアキラの同級生にも、恋人同士になって、でもそれを隠したくて、しかしバレてからかわれている子がいました。 そして、そんなからかっている悪ガキが昔の自分に重なって見えたアキラは、つい暴力に訴えかけてしまいます。 「俺、一発しか殴ってないのに。 藤宮なんて・・俺のこと何回も何回も・・! なんで俺だけ!!」 そして、小学生くらいの男子だとまだまだ相手が女子だからとかいう意識は希薄。 アキラに殴られた菊池という男子は、かなりガチでやり返そうとしてしまいました。 最初の喧嘩の原因は菊池の悪ふざけだったとはいえ、最初に暴力を振るったアキラに全く非が無いわけではありません。 しかし、菊池はアキラにはおが無かったことが不満そうです。 「なにが「男らしさはなくなった」だ・・。 気にくわないことがあればすぐ暴力をふるって、人に迷惑をかけて・・。 オレはなにも変わってない」 しかし、アキラの意識としては自分が女だから周りが優しくなったということを自覚しているようですね。 自分は変わってなくて、周りが変わったということです。 確かにアキラの性別が男だったとしたら、たとえ最初の非が菊池にあったところでアキラも全くおなしとはいかなかったような気がします。 とはいえ、このような気付き自体がアキラにとっては大事なものになるのではないかとも思いました。 大人になるということ 子供の頃の年齢差は、小さくても大きく感じられるものです。 小学六年生になったアキラは、小学一年生の後藤美羽からはとても大人に見えるようで、そんな姿が微笑ましいですね。 「あたしあこがれてるの! おねえちゃんみたいにきれいで。 おおきくて! ステキな大人の女の人に」 綺麗と言われても実はワキ毛が生え始めてきていて、大きいと言われてもクラスで背は低い方で、素敵な大人の女と言われても元男で、褒められれば褒められるほど複雑そうなアキラがちょっと面白かったです。 とはいえ、確かに子供の年齢差はたった一歳でもとても大きい。 小学一年生から見た小学六年生なんて最早別存在に感じられるものです。 小学生から見た中学生、中学生から見た高校生、高校生から見た大学生。 年齢差は僅かでも、随分と大人に見えたことを覚えています。 そして、年上側から見た時に実のところ思ったほど大人になっていない自分が微妙に気まずいというね。 (笑) 25歳くらいまではかなり子供っぽく見えるくらいになってしまった僕からすれば懐かしい話です。 いずれにしても、1巻ではまだまだ子供だったアキラが徐々に大人になっていくわけですが、その過程がどうなっていくのかが楽しみです。 スカートを選ぶアキラ アキラの事情を知っている先生が、の衣装をスカートにするか、アキラに配慮してクラス全員男子用に揃えるかを提案するシーンがあるのですが、こういう配慮って素敵ですよね。 しかし・・ 「中学行ったら・・セーラー服だし! えっと・・だ・・大丈夫です」 そこでスカートを選ぶアキラ。 いずれ着ることになるセーラー服のスカートに慣れるためという建前ですが、少しばかり言い訳じみて聞こえます。 それを何も言わず見守る先生が優しい! しかし、もし本当に突発性性転換症候群という病気があったとしたら、徐々にアキラのような選択をするようになるのは分かるような気がします。 人は無意識の内に身に合った服装を選ぶものだと思うからです。 分かりやすい例だと、年齢による服装の変化でしょうか? 10代、20代、30代・・そして老人に至るまで、男女問わずその年齢に合った服装というものがあり、しかしそれはそういうものだから選ぶというより、無意識の内に自分の年齢に合った服装を選ぶようになるような気がします。 それに例えば、海外とかで自分の服装が浮いていたら、それが例え日常的には普通の服装だったとしても落ち着かない気持ちになることでしょう。 そんな感じで、服装の好みは実のところ年齢や性別、環境によるところが大きく、大きく外れないものを好みがちなので、女性になったアキラがスカートを履いてみたいと思うのは自然な感情なのではないかと思ったわけですね。 とはいえ、このような変化をどのようにアキラが受け入れていくのかは興味深いところです。 瑠海との喧嘩と仲直り 突発性性転換症候群で男から女に変わったアキラは、そういう変化があったからこそ必要以上に自分の性別に対して敏感になっていた可能性があります。 つまり、女になったのだから女らしくならないとという意識が過剰気味だったというわけですね。 「女だからって女らしくする必要なんてない!」 中学校に入学して新たにできた友達である藤木葵に、アキラはそのことに気付かされます。 元男のアキラにとって自然体で仲良くしやすい藤木葵でしたが、しかしそれに瑠海が意外な嫉妬を見せ、小学校ではアキラの最も強い味方であった瑠海と喧嘩する原因になってしまいました。 とはいえ、実のところこれはエピソード的にそこまで重要ではありません。 仲の良い友達。 喧嘩のひとつもするのは普通のことでしょうからね。 そうではなく、このエピソードの面白いところはアキラが喧嘩をキッカケに、腹を割って元男であるという秘密を瑠海に打ち明けるべきかを本格的に悩み始めているところにあります。 そして・・ 「瑠海! 言いたいことがあるんだけど! 大好きだよ! また・・はじめから友だちになろう!」 ・・って、秘密を打ち明けるんちゃうんかい! 思わずツッコミそうになってしまいましたが、これはこれでアキラの好きがどういう意味の好きなのかが気になるところですし、保留された秘密の告白は一体どうなるのかも気になります。 一体全体、どういう展開になっていくんでしょうね? 総括 いかがでしたでしょうか? 『』はかなり展開がスピーディーなので、面白いと感じている僕としてはもう少しゆっくり描いて欲しいと思わなくもありません。 しかし、一方で恐らくは重要だと感じられるようなエピソードのみを描いているからこそ、濃密で面白い作品に仕上がっているのだとも思います。 これはジレンマですが、個人的には今まで通り濃密な作品を描いていって欲しいような気がします。 今後は恋愛や大人になってからのアキラの生き方に対する悩み、それに瑠海など仲の良い友人に対して秘密をどう打ち明け、どう反応されるのか。 その辺が描かれていくことになると思うのですが、結果が予想できそうで予想できないところが楽しみですね。 タイトル通り「私になるまで」を描く物語なのだとしたら、既にその傾向があるもののアキラは女性として生きていくことを選ぶのだと思います。 そうなった時に気になるのが恋愛面でアキラが男女どちらを好きになるのか、あるいは両方好きになり得るのかなどが気になる所ですね。 果たして2巻ラストでアキラが瑠海に対して言った「大好きだよ!」はどういう意味だったのか? その答えが3巻に向けて最も気になるところですが、たぶん本人は分かっていないのではないかと予想します。 (笑) そう遠くない未来に女性として過ごした時期の方が長くなるアキラがどうなっていくのかに注目ですね。

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