初乳 いつまで。 根室農業改良普及センター技術情報 ほ育期の管理~初乳の与え方 | 根室振興局産業振興部根室農業改良普及センター

【助産師監修】母乳はいつまで免疫がある?母乳の成分や免疫について

初乳 いつまで

初乳ってなに?出産直後の赤ちゃんと初乳の働き 妊娠中のプレママは、出産後に母乳がたくさん出るか、ちゃんと母乳育児が出来るか、心配ですよね。 妊娠中から母乳育児について勉強したり、母親学級などで母乳について聞く機会もあるかと思います。 でも、出産後、最初に出る母乳である「初乳」についてきちんと知識を持っている人は少ないのではないでしょうか?初乳とはなにか、初乳の特徴を知っておきましょう。 「初乳」はいつからいつまで出る?初乳の量と色 母乳と一口に言っても、産後すぐの母乳と何ヶ月か経ってからの母乳は同じではなく、その時期によって状態や成分はどんどん変化していきます。 中でも、産後すぐにでる初乳と、その後の成乳では、成分が大きく違うことが知られています。 初乳が出るのはいつから 初乳は産後、最初にでる母乳のことですが、具体的にいつからいつまでに出る母乳が初乳である、という学術上の明確な規定はありません。 一般的には、産後すぐから1週間くらいまでの母乳を「初乳」と呼び、それ以降の母乳は「成乳」と呼びます。 ただし、初乳が分泌される時期には個人差があり、出産後、数日経ってから初乳が出始める人もいれば、初乳が産後5日で終わったり、10日頃まで続く人もいます。 初乳はいつから出始め、いつまでに赤ちゃんに与えれば良いのか解説します。 初乳の出が悪いときの母乳マッサージや母乳にいい食べ物、母乳外来などママが新生児の赤ちゃんに与える初乳についてです。 初乳と成乳、量や色を比べてみよう 初乳は、成乳と比べてその分泌量が格段に少ないのが特徴です。 初乳の1日の分泌量は20~50ml程度といわれているので、ほんの微量であることがわかります。 そんな少しで大丈夫なの?と不安になりますが、生まれたての赤ちゃんは胃袋もごく小さく、体重3,000gで生まれた赤ちゃんが出生後すぐの授乳で飲める量はなんと6ml、生後2日目の赤ちゃんでやっと12mlです。 お母さんの体は、赤ちゃんが飲める分だけ、初乳を作っているんですね。 また、成乳は薄めの青白い色でさらさらしていますが、初乳は黄色味がかったクリーム色で、ドロッとしているのも特徴。 味は、成乳と比べて甘みが少なく、少し塩気もあるのだとか。 初乳が重要な理由を知ってる?初乳の役割、特徴や効果 それでは、初乳にはどんな役割があり、赤ちゃんにどのような影響を与えているのでしょうか? 初乳の役割 — 免疫アップと胎便排出 初乳は、成乳と比べても特殊な栄養価が高く、赤ちゃんの栄養補給や免疫力を高めるのに重要な役割を果たしています。 生まれたばかりの赤ちゃんが外の世界で生きていくために必要なものがたくさん含まれているのです。 また、赤ちゃんの腸の働きを促進する働きもあります。 免疫機能の向上 生まれたばかりの赤ちゃんは免疫機能が十分に発達していないので、病原菌に弱いといえます。 初乳にはその免疫機能を高める役割をする抗体成分が多く含まれており、赤ちゃんの免疫力アップを助け、病気にかかりにくい体を作ります。 初乳に含まれる抗体成分は、予防接種と同様の抗感染作用があるといわれ、約6か月間は効果を発揮します。 胎便の排出 初乳にはまた、赤ちゃんの腸の動きを促進する働きもあり胎便の排出を促します。 胎便とは、生後まもなく赤ちゃんが最初にするうんちで、子宮内で飲み込んだ羊水や腸液が貯まったものです。 胎便を速やかに排出できないと、胎便中に多く含まれる成分であるビリルビンが体外に排出されず、新生児黄疸の原因となります。 胎便を排出することにより、赤ちゃんの腸をきれいに掃除して、その後の授乳がスムーズに行うことができるようになるというわけです。 初乳の主な成分 初乳の成分には、成乳と比較して主に以下のような違いがあります。 亜鉛は、新しい細胞が作られるときに必要とされる栄養素なので、一生で一番成長が早い時期である新生児期には不可欠な栄養素です。 初乳には、生後3か月を過ぎた頃の母乳に比べ、約8倍もの亜鉛が含まれるといわれています。 ラクトフェリンはヨーグルトにも含まれ、最近はサプリメントなどにも配合されていることが多い栄養素で、体をウィルスから守る働きがあります。 特に、大腸菌、ブドウ球菌、ヘルペスウイルス、C型肝炎ウィルスなど多くの細菌やウィルスに対して免疫を向上させるといわれています。 初乳には成乳の約3倍のラクトフェリンが含まれています。 免疫物質(IgA抗体)が多い 分泌型免疫グロブリンA(IgA抗体)は、母乳に多く含まれる免疫物質。 喉や胃、腸などの消化器官や呼吸器官の粘膜を保護し、細菌やウィルスの侵入を防いでくれます。 また、喉に入ったウィルスを無害化する効果も。 体を風邪やアレルギーの発症から守る、大切な物質です。 IgA抗体は成乳にも含まれますが、その含有量は初乳のほうが多くなっているのが特徴です。 乳糖が少ない=熱量は低め 初乳では、生後間もない赤ちゃんが胎便を排出し免疫機能を獲得することを目的としているので、赤ちゃんの急激な成長に必要なエネルギーを供給するための成乳に比べると乳糖は少なく、熱量も低くなっています。 低脂肪・高コレステロール 初乳は成乳と比べ、脂肪分は少なくなっています。 新生児の未熟な消化器官に最初から多量の脂肪を摂取すると負担がかかってしまうためです。 ところがコレステロールは初乳に高濃度で含まれており、その後だんだんと減少していきます。 コレステロール値が高いというとよくないイメージがありますが、コレステロールは細胞膜を作る働きがあり、また神経系の発達には必要不可欠な栄養素。 母乳で育った赤ちゃんは大人になってからコレステロール値が低く、動脈硬化になりにくいともいわれています。 ビタミンKが少ない 初乳を含め、母乳にはビタミンKはほとんど含まれていません(粉ミルクなどの人工乳には配合されている)。 そのため産院では、一定期間K2シロップというビタミンK製剤を新生児に飲ませることによりビタミンK不足を補っています。 「働き」から見る初乳と成乳の違い 成乳を飲むころになると、赤ちゃんはどんどん成長する体のためにエネルギーを多く必要とします。 そのため、成乳はエネルギー源となる乳糖が多く含まれ、熱量が高くなっています。 ママが自分で調整しなくても体が勝手にしてくれるなんて、人体のしくみはすごいですよね。 初乳がその後の育児に与える効果 赤ちゃんに初乳を与えるのには、必要な栄養素の補給や免疫力アップ以外にも、さまざまな効果があることが分かっています。 実際に、赤ちゃんに初乳を飲ませたママの感想として、 「母親になったんだと実感した」 「必死に吸い付く赤ちゃんを見てとても愛おしいと思い、何があってもこの子を守ろうと思った」 などの声を多く聞きます。 初乳を飲ませて赤ちゃんと最初のスキンシップをとることで、ママと赤ちゃんの絆を強め、その後の育児をスムーズにスタートさせる役割も果たしているんですね。 また、母乳は赤ちゃんに吸われることにより刺激されて分泌されるようになるので、初乳を飲んでもらうことにより、その後の母乳の分泌もアップします。 【出ない!】初乳分泌のトラブル対処法 そんないいことだらけの初乳ですが、誰でも、初めから、簡単に出るわけではありません。 筆者が最初の子供を出産したときは、妊娠中は出産への恐怖が強く、母乳育児については何も知らないままでした。 ところが無事に出産が終わりホッとしたのもつかの間、母乳育児はすぐにスタートします。 産めば母乳は出るものだと思っていたので、いきなり赤ちゃんを渡されて母乳をあげて、と言われても、何をどうしていいのかわからず、どう見ても出ていなさそうなお乳に吸いつく我が子を腕に、呆然としたものでした。 初乳が出ないときはどうする? 産んだら母乳は出るものだと思っていたのに、母乳が出ない。 初産では珍しいことではありません。 早く初乳をあげたい!と焦る気持ちは抑えて、できることをしてみましょう。 水分を多くとる 母乳は血液から作られ、もちろんそのほとんどは水分でできています。 水分が不足していれば当然母乳の分泌も悪くなります。 通常、成人女性は1日に2~2. 5リットルの水分摂取が必要で、授乳中は冬3リットル、夏4~5リットルが理想です。 「そんなに無理!」と思ったかもしれませんが、この水分量は飲み物だけでなく、食事として摂取する水分量も含んでいます。 冷たい飲み物は体を冷やして逆効果なので、常温か暖かい飲み物、もちろんカフェインの入っていない、水や麦茶、ハーブティー(種類に注意)などをチョイスしましょう。 食事にも野菜をたっぷり入れた温かい汁物や季節の果物を取りいれると栄養摂取&水分補給の両方の面でおすすめです。 赤ちゃんにおっぱいを吸わせる 母乳の分泌を促すためには、とにかく赤ちゃんに吸ってもらって刺激を与えることが一番。 出産直後は母体の体力も回復していないので大変ですが、2~3時間おき、授乳のたびに吸わせましょう。 生まれたばかりの赤ちゃんはまだ体力がついていないので、授乳の途中で寝てしまうことも。 そんなときには、搾乳器を使うのがおすすめです。 乳房&乳首マッサージ 母乳の分泌には、おっぱいマッサージも効果的です。 おっぱいマッサージには、血行をよくして母乳の出をよくする乳房マッサージと、赤ちゃんが吸い付きやすい乳首にする乳頭マッサージがあります。 乳房マッサージは、乳房の基底部をしっかりとほぐすことにより乳房の血行をよくすることが目的です。 毎日、コツコツと続けてみましょう。 自分ではやり方がよくわからないという人は、母親学級で指導してもらったり、助産師さんがマッサージをしてくれる産院もありますので、相談してみましょう。 妊娠中はマッサージを行うとおなかが張ってしまった、早産だった、などさまざまな理由で妊娠中にマッサージができなかった人もいると思いますが、出産後にマッサージを開始しても間に合います。 むしろ「妊娠中のおっぱいマッサージにはさほど効果がない」とする説もありますので、出産後から焦らずに試してみてください。 ママにとって初乳分泌はつらい? 乳房マッサージは、とても痛いというイメージがあって躊躇している方も多いかと思います。 乳房マッサージは産院や方式、マッサージを行う助産婦さんによりさまざまです。 乳房が母乳で張っていて、デリケートになっているのをグリグリと力任せに押せば、痛いのは当たり前。 だからといって、痛いからいいマッサージ、というわけではありません。 マッサージの方法によっては痛みをあまり感じず、乳房の奥、基底部と呼ばれる部分をほぐすことによって、乳房全体が柔らかくなり、母乳もよく出るようになります。 近所の先輩ママに聞いてみるなど、自分にあったマッサージをしてくれる助産婦さんが見つかるといいですね。 ストレスをためない ストレスは、母乳の分泌の大きな妨げとなります。 最初から出ないからと落ち込まずに、気長に取り組みましょう。 またママの体調がすぐれないと母乳の出も悪くなるので、まずは出産でヘトヘトになった体を回復させましょう。 赤ちゃんに初乳を与えるのが難しいときの解決アイデア 赤ちゃんの状態や個性によっては、初乳を飲むのが難しい場合もあります。 低体重の赤ちゃん・体力がない赤ちゃん 赤ちゃんが早産等で低出生体重の場合、体の機能が未熟なため、母乳を吸う力が弱くて一度にたくさん飲めなかったり、体力がないために途中で疲れて寝てしまったり、ということがあります。 でも体重の少ない、小さく生まれた赤ちゃんほど、たくさん飲んで早く大きくなってほしいですよね。 場合によってはチューブを通してミルクを与えたり、哺乳瓶で飲ませる必要がありますが、搾乳を続けることで母乳の分泌量を維持できます。 初乳が出たら、それを搾乳して哺乳瓶で飲ませられるので、ぜひ与えてあげてください。 吸い方が下手で飲めない赤ちゃん 陥没乳頭、扁平乳頭など、赤ちゃんが吸いつきにくい乳首の形というものがあります。 また、赤ちゃんによっては、生まれつきおっぱいを飲むのが下手な子というのが存在します。 とりあえず初乳を飲ませるためには乳頭保護器をつけるのが手軽でおすすめです。 ソフトタイプ・ハードタイプがありますが、ドラッグストアなどで1,000円程度で販売しています。 その後は乳首のマッサージをしたり、赤ちゃんにはおっぱいを飲む練習を続けてもらいましょう。 身体が大きくなると、上手に飲めるようになる子もいます。 吸啜反射とは赤ちゃんが生きていくために必要な原始反射の1つです。 この吸啜反射はいつから始まりいつまでに消失するのか具体的な時期を解説します。 またおしゃぶりのメリットとデメリットも解説します。 妊娠中に母乳が分泌された!赤ちゃんは初乳を飲めない? 妊娠後期になると、乳首から母乳のようなものが出る人もいます。 特に妊娠中に乳房マッサージをしていると出ることが多いようですが、これは母乳というよりは分泌物で、量もごく少量です。 出産に備え、母乳を出す準備をしていると考えられています。 妊娠中は胎盤で分泌されているエストロゲンが母乳の分泌を抑えているので、本格的に母乳が作られことはありません。 出産で胎盤が娩出されるとエストロゲンが急激に減少し、エストロゲンによって抑えられていたプロラクチンというホルモンが活発化して、本格的な母乳が作られます。 プロラクチンの濃度は分娩時が最大となるので、たとえ妊娠中に母乳(分泌物)が出ていた人でも、出産後にはちゃんと初乳が作られるので大丈夫。 妊娠中はまったく母乳が出なくても、出産後に問題なく母乳育児ができている人もたくさんいますので、気にする必要はありませんよ。 赤ちゃんにいいことたくさん!ぜひ初乳を飲ませて! 初乳はただの最初の母乳ではありません。 赤ちゃんが最初の数日に必要なものがこんなにたくさん含まれているなんてよくできていると思いませんか? WHO(世界保健機構)では、初乳は「完璧な栄養素」として新生児に与えることが推奨されています。 胎便の排出や免疫アップなど、さまざまな効果がある初乳。 ミルク育児を希望している人も、たとえ少量でも、ぜひ飲ませてあげてください。

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初乳はいつからいつまで出るの?色量は?など特別な母乳について

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胎便って何?どうして大事なの? 胎便とは、新生児がするうんちのことで、黒または緑がかった黒で、タールのようにベタベタしています。 においはなく、 通常は生まれて24時間以内に出ます。 胎便の成分は、お腹の中にいた時に飲み込んだ羊水や腸液、腸管の分泌物、脂肪など様々です。 また、 ビリルビンといわれる胆汁の色素も含まれています。 なぜ胎便が大事なのかというと、体内に溜まった老廃物を出す必要があるからです。 中でも、 ビリルビンを排出することが重要で、1日たっても胎便が出ない時には、お医者さまに相談しなければなりません。 というのも、赤ちゃんはお腹にいた時には酸素を赤血球に乗せて運んでいるのですが、 肺呼吸を始めるとその赤血球が不要になります。 それが分解される時に、大量のビリルビンが発生し、それが排出されないと、 黄疸という症状があらわれるからです。 胎便はいつごろまで出るものなの? 胎便は生後24時間以内に出始め、出し切るまでに3日ほどかかるといわれています。 産まれたばかりの新生児は力が弱く、数回に分けて胎便を出します。 出産後にママが初めて飲ませる母乳を 「初乳」といいますが、これは普通の母乳より成分が濃く、栄養もたっぷりで、 赤ちゃんの免疫力を高めてくれます。 この 初乳には少しだけ塩分が含まれており、これが胎便の排泄を促してくれるのです。 そして、胎便を出し切ると、色が茶色い移行便に変化して、粘り気も少なくなっていきます。 そして、生後2週間になるころには、黄色っぽい普通の便になり、粘り気もなくなります。 きちんと胎便が出れば、腸内もきれいになるので、授乳もスムーズになっていきます。 胎便の排泄が遅れるとどうなるの? 胎便が生後24時間たっても出なかったり、3日経ってもすべて排泄されないでいると、赤ちゃんに影響が出ることがあります。 具体的には、 「新生児黄疸」と 「胎便吸引症候群」です。 新生児黄疸 新生児黄疸とは、 胎便に多く含まれるビリルビンが排出できず、体内のビリルビン濃度があがってしまい、全身が黄色っぽくなってしまう症状をいいます。 ビリルビン値が高いままだと、重大な 後遺症が残ることがあります。 胎便吸引症候群 一方の胎便吸引症候群は、 出生前におこるものです。 お腹の中にいる間に赤ちゃんが胎便をしてしまい、飲み込んでしまうことで呼吸に異常がおこったり、仮死状態になることをいいます。 こうした場合は、お医者さまに指示される通り、処置を受け、回復を待つことになります。 胎便が出ている時期はおしりケアもしっかりと 新生児の皮膚は大人より薄く、とてもデリケートです。 そして、胎便はそんなスベスベのおしりにベッタリとついてしまいがちです。 新生児が胎便をした時に、きちんと拭き取ってあげないと かぶれて痒くなったり、痛くなってしまいます。 とはいえ、おしり拭きなどでゴシゴシ拭いてしまう刺激も、赤ちゃんの皮膚にはよくありません。 胎便は、 ぬるま湯などを用いて洗い流しながら、やさしく拭き取ってあげましょう。 また、おしりが濡れたままおむつをすることも、かぶれの原因となります。 きちんと乾かしてから、おむつをあててあげてくださいね。

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母乳はいつまで?断乳でやめる方法と赤ちゃんに飲ませる時期の目安

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茨城県立中央看護専門学校助産学科卒業後、総合周産期センターの産婦人科・NICU勤務を経て、クリニックでのフリースタイル分娩や無痛分娩にも携わってきました。 現在は産後ケアや母乳外来を中心に活動しています... 「初乳」という言葉をご存知ですか?出産後にママの乳房からは母乳が出てくるようになりますが、産後すぐの時期に出る母乳を初乳と呼んでいます。 初乳のことをよく知らないと、「最初に出てくる母乳のことね」と軽視しがちですが、実は赤ちゃんの栄養補給や免疫力を高めるためにとても重要な役割を果たしているものなんです。 そこで今回は初乳について、いつまで出るのか、母乳との違いやその役割についてまとめました。 初乳とは?いつからいつまで出るもの? 初乳とは、産後すぐにママの乳房から出てくる乳汁のことで、徐々に成分を変化させながら母乳(成乳)になります。 読み方を「はつにゅう」などと間違えてしまう人もいますが、正しくは「しょにゅう」と読みます。 初乳は出産後すぐの時期にしか出ませんが、その期間には個人差があります。 初乳を与えることで、十分に消化されていない栄養素が腸の壁を通り抜けにくくなります。 そのため、体の免疫システムが未消化の栄養素を「異物」として攻撃しなくて済み、赤ちゃんがアレルギーになりにくいと考えられています。 関連記事 初乳の色は黄色?母乳との違いは? 初乳は、後に出る成乳(母乳)に比べて以下のような特徴があります。 ・黄色い(クリーム色 ・ドロっとしている ・量が少ない ・鉄分やたんぱく質、オリゴ糖、ビタミンなどの栄養が多い ・乳糖や脂質が少ない ・抗体(IgGなど)が多い ・ラクトフェリンが多い 初乳が成乳(母乳)と異なるのは、少し黄色がかっていてドロッとしていることです。 そして赤ちゃんの成長にあわせて必要な栄養分は変化するので、濃い黄色でドロッとしていた質感の初乳は、少しずつサラサラで白濁色の成乳(母乳)へと変化していきます。 初乳に含まれるラクトフェリンとは? 初乳に含まれるラクトフェリンという成分には、免疫調整作用や抗菌・抗ウイルス作用があり、大腸菌やブドウ球菌など様々なウイルスから赤ちゃんを守ってくれる役割があります。 初乳を飲むことで、赤ちゃんの喉や消化器官が保護されるというわけです。 ラクトフェリンに含まれる初乳には、通常の母乳の約3倍のラクトフェリンが含まれているといわれているほどです。 新生児の頃に初乳を摂取することで免疫力を高める効果が期待できますが、ラクトフェリンを含む粉ミルクも販売されています。 ちなみに、ラクトフェリンは、健康食品やヨーグルトにも含まれていて、大人の健康維持にも大活躍している成分です。 関連記事 初乳にはママにも赤ちゃんにもうれしい役割がある 初乳は育児をスムーズにスタートさせる役割を果たしてくれます。 赤ちゃんにとっては産後に必要な栄養素を補給でき、免疫力を高められるため、その後元気に成長していく原動力となるのです。 また、ママにとっても初乳を飲んでもらうことで、その後の母乳の出る量が増えるというメリットがあります。 赤ちゃんが飲めば飲むほど、初乳自体やその後の母乳の出が良くなって母乳育児がスムーズに運ぶようになりますよ。 初乳の量が少ない・出ない場合はどうしたらいい? 初乳の分泌のスタートが遅いママもいるなど、出方には個人差があるものです。 出が悪いからといって諦めず、乳首マッサージなどをして少しでも出るようにチャレンジしてみましょう。 初めて母乳をあげるときは、母乳の通り道である乳管がまだうまく通っておらず、詰まっていることもあります。 最初のうちはあまり母乳が出なくても、おっぱいマッサージや赤ちゃんが乳首を吸う刺激によって、だんだんとスムーズに出るようになってきますよ。 ミルクメインでの育児をしようと考えているママも、なめてもらう程度でかまわないので、時間をとっておっぱいを吸ってもらう時間を作るようにしましょう。 赤ちゃんに吸ってもらうのが初乳の出をよくする一番の方法なので、産後1週間は根気よく取り組むようにしてみてくださいね。 また、初乳の出る量には個人差が大きく、もともとそれほど大量に出るものではないので、少しだけとろりと出るだけの人もいます。 たとえ少量でも、栄養や免疫力をつけるために、赤ちゃんに飲ませてあげましょう。

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