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【約140個】ゆっくり素材(キャラ素材)紹介【ニコニ・コモンズ】【nicotalk】【YMM】:ゆっくりラジオ日記

たくっ ち 東方

[chapter:始まり] 「俺は思う」 「「何故無理矢理連行されなければならないのか」でしょ?」 「何故無理矢理連行……読むな!」 「あら、ダメかしら?」 「クスクス笑うな!」 たくっ、こいつめ。 俺はため息を吐く。 今日、地霊殿に強制連行されました。 悲しきかな……。 何故にこうなった!? またさとりしかいねぇしよ。 「私だけじゃ、不満かしら?」 「いえ、不満じゃありません。 ハイ、不満じゃありませんよ~!」 「不安だらけじゃない……貴方の心」 「クッ……バレた!」 「心読めるんだから、当たり前よ」 「だよな~」 そんな事を言いながら、俺は諦める。 荷物は持ってきたし、これでいいか。 さてと、どうするかな。 そんな事を思いながら、ボーッとする。 他のペットも居る様だが、お空やお燐みたいな感じではないらしい。 つまり二人っきりに近い。 まぁ、俺は何とも思わないけど。 「さとり、何かするか……って、何で隣に居るんでせうか?」 「ダメ……かしら?」 「ダメって言うか……何で居るの?」 「いいじゃない」 何が良いの? 教えてください。 今、さとりは俺の隣に座っている。 いつの間に来たのか……聞きたいっす。 「クスッ、いつの間に来たか?さっきよ」 「さいですか……」 また心読まれたよ。 たくっ、笑いやがって。 そんな事を思いながら、ため息を吐く。 すると、抱きつかれる感覚がする。 見てみると、さとりだった。 いや、まぁ……さとりしか居ないんですがね? 「何だよ、さとり?」 「……何とも思わないのね」 「何が?」 「……これでも?」 「え!?」 いきなりすぎた。 いきなり押し倒されたのだ。 驚いたね~。 言ってられない。 さとりさん、第三の目がこっち見てます。 こっちを見てます。 アンタの目もこっち見てますね。 光がない濁った虚ろな目で! 怖いよ……。 「浩平、二人っきりよ?だから……」 「ちょっ!?待て!?」 さとりが地道に顔を近づけてくる。 やっぱ恋する乙女って何するかわからないね! 怖いよ! 俺はいつもなら、投げ飛ばすなりなんなりするだろうが……今日の俺は何故か、さとりを突き飛ばした。 まるで、拒絶するかの様に。 俺でも、何でこんな行動を取ったのか? それは謎である。 だが、何故か体がそう動いた。 危険を感じやすい俺の体だ。 何かに反応して、さとりを突き飛ばしてしまったのだろう。 俺は慌てて、さとりに近付く。 「だ、大丈夫か、さとり?」 「大丈夫よ……」 「そうか」 安心した。 だが、何故突き飛ばしてしまったのだろうか? まぁ、大丈夫だし、気にしない。 そう考えるのだった。 (一瞬……一瞬だったけど、浩平が私を拒絶した。 何で?どうして?わからない……心が読めても、わからない。 何故拒絶されたのか……わからない) 俺は知らない。 さとりがわからないと頭の中で何回も繰り返していたのを。 俺は知らなかった。 [newpage] [chapter:魔狼と覚] 「思えばさ……今日寝る場所は?」 「客室が空いてないので、私の部屋よ」 「……さて、野宿の準備でもしやすか」 「何でよ」 「いやいやいやいやいやいやいや、お前……何言っちゃってんの?今日どうした?熱でもあんのか?安静にしないとダメだぞ」 「ないわよ。 部屋がないから、そう言ってるだけよ……」 「……そうですか」 嫌な予感しかしない。 怖いです。 夜……気を付けよう。 そんな事を思いながら、背伸びする。 疲れた。 何故だか知らないが、疲れた。 そんな事を思いながら、さとりを見る。 よかった、さっきは暗そうにしていたが、今は大丈夫そうだ。 さてと、これからどうするかね。 「……」 「さとり?」 「……」 「オイ、さとり!」 「あ、何?」 「大丈夫かよ?」 「大丈夫よ。 少し考え事をしてただけ」 「そうか」 どうしたんだろうな。 それよりも、こいしとか何処行ったんだろうな? いや、こいしはいつも居なくなるし、おかしくないか。 じゃあ、お燐とお空は何処行ったんだろうな? そんな事を思っていると、ピクッとさとりの肩が震えた。 どうしたんだろうか? (私といるのに……私じゃなくて、別の奴の事を考えてる。 何で……何で!) 俺はその瞬間、身震いした。 何故だろうか? それはわからない。 だが、何かを感じて震えたのだ。 俺はとりあえず紅茶を飲む。 落ち着け。 落ち着け、俺。 そんな事を自分に言い聞かせながら、さとりを見る。 未だに考え事か。 そう思いながら、紅茶を飲むのだった。 (何で、私だけを考えてくれないの?何で、その心は私だけのモノにならないの?何で……あ、簡単な事ね。 浩平の心を私だけのモノにすればいいのよ) 俺は気付かなかった。 さとりが歪んだ笑みを浮かべ、何を企んでいるのかを。 何も気付く事が出来なかった。 [newpage] [chapter:温泉での出来事] 地霊殿には温泉がある。 まぁ、地上にもあるんだがよ。 俺は頭を抑えながら、ため息を吐く。 何か……今日のさとり変だ。 そんな事を思いながら、温泉へと入る。 何回か来たけど、いいよね~。 しかし、女しか居ないからか、温泉入れる場所が一つしかない。 つまりは……分けられてない。 だから、先に入っていいと言われたので、先に入っている。 いやいやいや。 こいしとお空が乱入してくる時はあったが、さとり……お前なかったじゃん。 何突入してきてんの? ってか、俺出るべきじゃね? そう考えると、俺は立ち上がろうとするが、腕を掴まれる。 「何処行くのよ?」 「出るんだよ」 「どうして?」 「お前が来たからだよ!?」 何だよ。 だが、出ようとしても離してくれない。 それ所か、尋常じゃない力で止められている。 腕もメキメキと言っている。 さとりって……こんなに力あったか? 俺は驚きながらも、さとりを見ると……ビクッと震えてしまった。 こいつ……さとりか? 第三の目がこっちを睨んでいる。 さとりもこっちを見ている。 三つとも……光がなく、濁った瞳で。 俺はゾッと震えてしまう。 何故だかわからない。 無心になれ……無心に。 俺は何度も自分に言い聞かせる。 「何処に行こうとしてるのよ?」 「痛っ!?」 痛い! 後頭部が石ブロックに直撃! 痛いよ!これ痛いよ! さとりに押し倒された。 それよりも、痛いです! 「浩平……何処に行こうとしてるのよ?」 「出ようとしてるだけだろ」 「そう……ホントかしら?」 「ホントだよ。 だから、離れてくれ」 「……嘘は吐いてないみたいね」 「吐いてねぇよ。 たくっ……」 「でも、どうせだし、このまま一緒に入りましょう」 「何故そうなった……」 結局一緒に入る事になったのだった。 [newpage] [chapter:心が壊れた狼と歪んだ覚] マジで寝なきゃならないんでせうか? 俺はさとりの部屋の前で立ち止まっている。 アハハ……冗談だよな。 さて、寝袋があるし、これで寝ましょう。 そう思った瞬間だった。 キィ……と言う音が聞こえ、俺の服を誰かが掴むのに気付く。 見てみると……さとりだった。 扉の隙間から、俺を見てます。 怖い……怖いよ、この子。 何してんの。 だが、次の瞬間……思いっきり部屋へと引きずり込まれる。 なっ!? 俺は驚きながらも、そのまま床に倒れる。 痛い……背中を強打した。 俺は目を開けてみると、無表情のさとりが目の前に居た。 「さとり……?」 「何しようとしたの?」 「い、いえ少しですね……入るのに抵抗しまして……」 「寝袋で寝ようと?」 さとりは寝袋を取って見せる。 悪いでござんしょうか? だが、さとりは寝袋を投げ捨てると、そのまま扉の鍵を閉める。 ……あり? 閉じこめられた……? 「何のつもりだ?」 「何のって……これから、私達の愛を確かめ合うんですよ?」 「ハイ?そ、それはダメな事だと思います。 うん、まずテメェと愛を誓い合った覚えもねぇよ」 「浩平……また冗談を言うのね。 心は嘘を吐かないわよ?」 「お前!?オイ、さとり!?しっかりしろ!」 「しっかりしろ?私はちゃんとしてるわよ……浩平の心を見てる」 「み、見てねぇ……こいつ……!?」 俺は危険を感じて、さとりの横を走り抜ける。 これくらいなら楽勝! 俺は扉の鍵を開けようとする。 鍵を開けて、逃げだそうとした瞬間、腕を掴まれる。 「くっ!?」 「浩平……何処行くの?」 「は、離せ!」 「浩平……必死になっちゃって」 「畜生が!」 俺は逃げだそうとするが、逃げ出せない。 こいしは戻ってきてないのか!? お空は!?お燐は!? 誰か戻ってきてないのか!? その瞬間だった。 「痛っ!?」 腕がメキメキと言い始めたのだ。 見てみると、さとりが腕を握りつぶす様な勢いで握っているのだ。 痛い!? 「痛いかしら……?痛いわよね。 でもね、浩平……貴方が私以外の事を考えるからよ?」 「くっ!さ、さとり!やめろ!」 さとりって、本当にここまで力あったか!? 俺は驚きながらも、抵抗するが、逃げられない。 「何で、私以外の女の事を考えるの!」 「ま……痛い!やめろ、さとり!折れる!」 くっ……尋常じゃねぇだろ、これ。 誰かに助けを求めねぇと! 俺は焦る。 だが、次の瞬間……第三の目がこちらを見て…… 「浩平……貴方は私だけのモノよ」 「さ……さとり?」 「想起……」 「え……?あぎ……ぐあああ……ああああああああああああああああああああああああああああああ!?やめろォォォォォ!」 頭が痛い!? 俺の過去のトラウマが……友達の鮮血が飛び散るのが見える。 やめて……やめてくれェェェ! 「……」 次の瞬間、トラウマは終わり、意識が戻る。 いつの間にかベッドの上に居た。 「さ、さとり……こんなのやめ……」 「浩平……まだお仕置きが要りますか?」 「な!?何言って!?」 「想起……」 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!?」 もうやめてくれ……。 嫌だ……嫌だ……! すると、また終わる。 このままじゃ……心が壊れる! 「浩平……認めなさい。 私のモノだって」 「俺は……自分の意志で決める……!」 「そう……想起」 「あ……あぁ……!?ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッ!?」 やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて! 俺は頭を抑え、転げ回る。 嫌だ……嫌だァァァァァァ! 「浩平、どうかしら?」 「ぐぅ……俺は……挫けねぇぞ!」 「不屈の魂ね……なら、これでどうかしら?」 「やめ……!?」 「想起……」 「あ……ああああ!?あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!?????????」 心が苦しい! やめてくれ……!もうやめて! 嫌だ……苦しい! 悲しい……思い出したくない! 「浩平……貴方は私のモノですよ」 「くぅ……ハァ……!?」 「辛いでしょ?ねぇ、浩平……?」 「くっ……」 「ねぇ、浩平……貴方は私のモノよね?」 俺は……さとりのモノ……。 ッ! ヤバイ……洗脳されかけた。 心が壊れ始めてるんだ……。 俺は頭をブンブンとふって、意識をハッキリさせようとする。 「……想起」 「あいぃぃ!?あああああああああああああああああああッッッッッッ!?」 「浩平……貴方は私のモノよ。 何処にも行くのは許さないし、私以外を見るのも許さないわ……」 「ああああああああッ!?」 俺は……俺は!? 俺は……さとりのモノ? 俺は……。 「貴方は私と付き合ってるのよ」 俺は……さとりと付き合ってる。 「貴方は私と一生を共にするの……そうね、結婚しましょう?」 俺は……さとりと一生を共にする。 俺は……さとりと結婚する。 俺は……俺は……俺は……さとりの彼氏だから。 俺はさとりの事が好きなのだから。 「ウフフ……好きよ、浩平」 「俺も……好きだ」 そのまま二人はベッドの上に倒れた。 唇を合わせ、舌を絡ませながら。 そして、浩平の目は……光がなく、濁っていて……何処か虚ろな目をしているのだった。 さとりは歪んだ笑みを浮かべながら……浩平を見るのだった。 [newpage] [chapter:後日談] その後は平和だった。 あれから数年経った。 神々は創造神により、倒され……とある奴の封印は解ける事なく、封印の間へと閉じこめたらしい。 今は全知全能の神、ゼウスが強雅と呼ばれる男の封印が解けない様に警戒しているらしい。 「浩平」 「何、さとり?」 「どうしたの?」 「何でもない……」 俺は地霊殿で楽しく暮らしている。 「お姉ちゃん……浩平に何をしたの……?」 「何もしてないわよ?」 「そうだぞ、こいし……」 「浩平……目が死んでるよ?」 「お空まで何言い出すんだよ?」 「浩平、本当に……どうしたんだい?心、ここにあらず……だよ?」 「お燐までどうしたんだよ……アハハ」 三人が戻ってきて、浩平を見た時……こういったのだ。 それほど驚愕したのだろう。 「浩平、ギュッてしてくれるかしら?」 「あぁ……」 浩平は優しくさとりを抱く。 浩平は笑っている。 あの時と変わらぬ目で。 目は死んでるのと変わらない。 そして、浩平の胸元には第三の目が浮かんでいる。 さとりも微笑んでいる。 浩平の心は壊れてしまったのだから。 彼の心はもう存在しない。 彼の心はもう……ないのだから。 浩平の心はさとりのモノとなったのだから。 「浩平、好きよ」 「俺も……好きだ」 そう言い合うのだった。 お互い、心は読めるが、声に出して確認する様に。 浩平はもう戻ってくる事はない。 今はもう……さとりしか見る事が出来ないのだから。 「これからずっと一緒よ……ずっと一緒……ねぇ、浩平」 さとりは歪んだ笑みを浮かべながら、浩平に抱きつくのだった。 [newpage] どうもォ、風狼龍でェす! 浩平「そして、死ねクソ作者ァァァァァァァ!」 ギャアアアアアアアアアア!? 紅狼で斬りかかるバカが居るか!? 浩平「ここに居る!そして、斬る!」 ぎぃやあああああああ!?危なっ!? さとり「まったく……貴方は何を考えているのか」 アハハ……さとりと言えば、心……つまり、精神崩壊させてからの洗脳でしょ? さとり「……想起」 すいませんしたァァァァァァァ! 浩平「ハァイ、今回もグダグダだったが、どうだった?」 さとり「作者は自信ないそうです。 それでは本編の『東方五大元素』も読んでください」 浩平「それじゃ、またな!」 次は……誰にしようか。 浩平「おいしょ」 腕があらぬ方向にィィィィィィ!? [chapter:始まり] 「俺は思う」 「「何故無理矢理連行されなければならないのか」でしょ?」 「何故無理矢理連行……読むな!」 「あら、ダメかしら?」 「クスクス笑うな!」 たくっ、こいつめ。 俺はため息を吐く。 今日、地霊殿に強制連行されました。 悲しきかな……。 何故にこうなった!? またさとりしかいねぇしよ。 「私だけじゃ、不満かしら?」 「いえ、不満じゃありません。 ハイ、不満じゃありませんよ~!」 「不安だらけじゃない……貴方の心」 「クッ……バレた!」 「心読めるんだから、当たり前よ」 「だよな~」 そんな事を言いながら、俺は諦める。 荷物は持ってきたし、これでいいか。 さてと、どうするかな。 そんな事を思いながら、ボーッとする。 他のペットも居る様だが、お空やお燐みたいな感じではないらしい。 つまり二人っきりに近い。 まぁ、俺は何とも思わないけど。 「さとり、何かするか……って、何で隣に居るんでせうか?」 「ダメ……かしら?」 「ダメって言うか……何で居るの?」 「いいじゃない」 何が良いの? 教えてください。 今、さとりは俺の隣に座っている。 いつの間に来たのか……聞きたいっす。 「クスッ、いつの間に来たか?さっきよ」 「さいですか……」 また心読まれたよ。 たくっ、笑いやがって。 そんな事を思いながら、ため息を吐く。 すると、抱きつかれる感覚がする。 見てみると、さとりだった。 いや、まぁ……さとりしか居ないんですがね? 「何だよ、さとり?」 「……何とも思わないのね」 「何が?」 「……これでも?」 「え!?」 いきなりすぎた。 いきなり押し倒されたのだ。 驚いたね~。 言ってられない。 さとりさん、第三の目がこっち見てます。 こっちを見てます。 アンタの目もこっち見てますね。 光がない濁った虚ろな目で! 怖いよ……。 「浩平、二人っきりよ?だから……」 「ちょっ!?待て!?」 さとりが地道に顔を近づけてくる。 やっぱ恋する乙女って何するかわからないね! 怖いよ! 俺はいつもなら、投げ飛ばすなりなんなりするだろうが……今日の俺は何故か、さとりを突き飛ばした。 まるで、拒絶するかの様に。 俺でも、何でこんな行動を取ったのか? それは謎である。 だが、何故か体がそう動いた。 危険を感じやすい俺の体だ。 何かに反応して、さとりを突き飛ばしてしまったのだろう。 俺は慌てて、さとりに近付く。 「だ、大丈夫か、さとり?」 「大丈夫よ……」 「そうか」 安心した。 だが、何故突き飛ばしてしまったのだろうか? まぁ、大丈夫だし、気にしない。 そう考えるのだった。 (一瞬……一瞬だったけど、浩平が私を拒絶した。 何で?どうして?わからない……心が読めても、わからない。 何故拒絶されたのか……わからない) 俺は知らない。 さとりがわからないと頭の中で何回も繰り返していたのを。 俺は知らなかった。 [newpage] [chapter:魔狼と覚] 「思えばさ……今日寝る場所は?」 「客室が空いてないので、私の部屋よ」 「……さて、野宿の準備でもしやすか」 「何でよ」 「いやいやいやいやいやいやいや、お前……何言っちゃってんの?今日どうした?熱でもあんのか?安静にしないとダメだぞ」 「ないわよ。 部屋がないから、そう言ってるだけよ……」 「……そうですか」 嫌な予感しかしない。 怖いです。 夜……気を付けよう。 そんな事を思いながら、背伸びする。 疲れた。 何故だか知らないが、疲れた。 そんな事を思いながら、さとりを見る。 よかった、さっきは暗そうにしていたが、今は大丈夫そうだ。 さてと、これからどうするかね。 「……」 「さとり?」 「……」 「オイ、さとり!」 「あ、何?」 「大丈夫かよ?」 「大丈夫よ。 少し考え事をしてただけ」 「そうか」 どうしたんだろうな。 それよりも、こいしとか何処行ったんだろうな? いや、こいしはいつも居なくなるし、おかしくないか。 じゃあ、お燐とお空は何処行ったんだろうな? そんな事を思っていると、ピクッとさとりの肩が震えた。 どうしたんだろうか? (私といるのに……私じゃなくて、別の奴の事を考えてる。 何で……何で!) 俺はその瞬間、身震いした。 何故だろうか? それはわからない。 だが、何かを感じて震えたのだ。 俺はとりあえず紅茶を飲む。 落ち着け。 落ち着け、俺。 そんな事を自分に言い聞かせながら、さとりを見る。 未だに考え事か。 そう思いながら、紅茶を飲むのだった。 (何で、私だけを考えてくれないの?何で、その心は私だけのモノにならないの?何で……あ、簡単な事ね。 浩平の心を私だけのモノにすればいいのよ) 俺は気付かなかった。 さとりが歪んだ笑みを浮かべ、何を企んでいるのかを。 何も気付く事が出来なかった。 [newpage] [chapter:温泉での出来事] 地霊殿には温泉がある。 まぁ、地上にもあるんだがよ。 俺は頭を抑えながら、ため息を吐く。 何か……今日のさとり変だ。 そんな事を思いながら、温泉へと入る。 何回か来たけど、いいよね~。 しかし、女しか居ないからか、温泉入れる場所が一つしかない。 つまりは……分けられてない。 だから、先に入っていいと言われたので、先に入っている。 いやいやいや。 こいしとお空が乱入してくる時はあったが、さとり……お前なかったじゃん。 何突入してきてんの? ってか、俺出るべきじゃね? そう考えると、俺は立ち上がろうとするが、腕を掴まれる。 「何処行くのよ?」 「出るんだよ」 「どうして?」 「お前が来たからだよ!?」 何だよ。 だが、出ようとしても離してくれない。 それ所か、尋常じゃない力で止められている。 腕もメキメキと言っている。 さとりって……こんなに力あったか? 俺は驚きながらも、さとりを見ると……ビクッと震えてしまった。 こいつ……さとりか? 第三の目がこっちを睨んでいる。 さとりもこっちを見ている。 三つとも……光がなく、濁った瞳で。 俺はゾッと震えてしまう。 何故だかわからない。 無心になれ……無心に。 俺は何度も自分に言い聞かせる。 「何処に行こうとしてるのよ?」 「痛っ!?」 痛い! 後頭部が石ブロックに直撃! 痛いよ!これ痛いよ! さとりに押し倒された。 それよりも、痛いです! 「浩平……何処に行こうとしてるのよ?」 「出ようとしてるだけだろ」 「そう……ホントかしら?」 「ホントだよ。 だから、離れてくれ」 「……嘘は吐いてないみたいね」 「吐いてねぇよ。 たくっ……」 「でも、どうせだし、このまま一緒に入りましょう」 「何故そうなった……」 結局一緒に入る事になったのだった。 [newpage] [chapter:心が壊れた狼と歪んだ覚] マジで寝なきゃならないんでせうか? 俺はさとりの部屋の前で立ち止まっている。 アハハ……冗談だよな。 さて、寝袋があるし、これで寝ましょう。 そう思った瞬間だった。 キィ……と言う音が聞こえ、俺の服を誰かが掴むのに気付く。 見てみると……さとりだった。 扉の隙間から、俺を見てます。 怖い……怖いよ、この子。 何してんの。 だが、次の瞬間……思いっきり部屋へと引きずり込まれる。 なっ!? 俺は驚きながらも、そのまま床に倒れる。 痛い……背中を強打した。 俺は目を開けてみると、無表情のさとりが目の前に居た。 「さとり……?」 「何しようとしたの?」 「い、いえ少しですね……入るのに抵抗しまして……」 「寝袋で寝ようと?」 さとりは寝袋を取って見せる。 悪いでござんしょうか? だが、さとりは寝袋を投げ捨てると、そのまま扉の鍵を閉める。 ……あり? 閉じこめられた……? 「何のつもりだ?」 「何のって……これから、私達の愛を確かめ合うんですよ?」 「ハイ?そ、それはダメな事だと思います。 うん、まずテメェと愛を誓い合った覚えもねぇよ」 「浩平……また冗談を言うのね。 心は嘘を吐かないわよ?」 「お前!?オイ、さとり!?しっかりしろ!」 「しっかりしろ?私はちゃんとしてるわよ……浩平の心を見てる」 「み、見てねぇ……こいつ……!?」 俺は危険を感じて、さとりの横を走り抜ける。 これくらいなら楽勝! 俺は扉の鍵を開けようとする。 鍵を開けて、逃げだそうとした瞬間、腕を掴まれる。 「くっ!?」 「浩平……何処行くの?」 「は、離せ!」 「浩平……必死になっちゃって」 「畜生が!」 俺は逃げだそうとするが、逃げ出せない。 こいしは戻ってきてないのか!? お空は!?お燐は!? 誰か戻ってきてないのか!? その瞬間だった。 「痛っ!?」 腕がメキメキと言い始めたのだ。 見てみると、さとりが腕を握りつぶす様な勢いで握っているのだ。 痛い!? 「痛いかしら……?痛いわよね。 でもね、浩平……貴方が私以外の事を考えるからよ?」 「くっ!さ、さとり!やめろ!」 さとりって、本当にここまで力あったか!? 俺は驚きながらも、抵抗するが、逃げられない。 「何で、私以外の女の事を考えるの!」 「ま……痛い!やめろ、さとり!折れる!」 くっ……尋常じゃねぇだろ、これ。 誰かに助けを求めねぇと! 俺は焦る。 だが、次の瞬間……第三の目がこちらを見て…… 「浩平……貴方は私だけのモノよ」 「さ……さとり?」 「想起……」 「え……?あぎ……ぐあああ……ああああああああああああああああああああああああああああああ!?やめろォォォォォ!」 頭が痛い!? 俺の過去のトラウマが……友達の鮮血が飛び散るのが見える。 やめて……やめてくれェェェ! 「……」 次の瞬間、トラウマは終わり、意識が戻る。 いつの間にかベッドの上に居た。 「さ、さとり……こんなのやめ……」 「浩平……まだお仕置きが要りますか?」 「な!?何言って!?」 「想起……」 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!?」 もうやめてくれ……。 嫌だ……嫌だ……! すると、また終わる。 このままじゃ……心が壊れる! 「浩平……認めなさい。 私のモノだって」 「俺は……自分の意志で決める……!」 「そう……想起」 「あ……あぁ……!?ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッ!?」 やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて! 俺は頭を抑え、転げ回る。 嫌だ……嫌だァァァァァァ! 「浩平、どうかしら?」 「ぐぅ……俺は……挫けねぇぞ!」 「不屈の魂ね……なら、これでどうかしら?」 「やめ……!?」 「想起……」 「あ……ああああ!?あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!?????????」 心が苦しい! やめてくれ……!もうやめて! 嫌だ……苦しい! 悲しい……思い出したくない! 「浩平……貴方は私のモノですよ」 「くぅ……ハァ……!?」 「辛いでしょ?ねぇ、浩平……?」 「くっ……」 「ねぇ、浩平……貴方は私のモノよね?」 俺は……さとりのモノ……。 ッ! ヤバイ……洗脳されかけた。 心が壊れ始めてるんだ……。 俺は頭をブンブンとふって、意識をハッキリさせようとする。 「……想起」 「あいぃぃ!?あああああああああああああああああああッッッッッッ!?」 「浩平……貴方は私のモノよ。 何処にも行くのは許さないし、私以外を見るのも許さないわ……」 「ああああああああッ!?」 俺は……俺は!? 俺は……さとりのモノ? 俺は……。 「貴方は私と付き合ってるのよ」 俺は……さとりと付き合ってる。 「貴方は私と一生を共にするの……そうね、結婚しましょう?」 俺は……さとりと一生を共にする。 俺は……さとりと結婚する。 俺は……俺は……俺は……さとりの彼氏だから。 俺はさとりの事が好きなのだから。 「ウフフ……好きよ、浩平」 「俺も……好きだ」 そのまま二人はベッドの上に倒れた。 唇を合わせ、舌を絡ませながら。 そして、浩平の目は……光がなく、濁っていて……何処か虚ろな目をしているのだった。 さとりは歪んだ笑みを浮かべながら……浩平を見るのだった。 [newpage] [chapter:後日談] その後は平和だった。 あれから数年経った。 神々は創造神により、倒され……とある奴の封印は解ける事なく、封印の間へと閉じこめたらしい。 今は全知全能の神、ゼウスが強雅と呼ばれる男の封印が解けない様に警戒しているらしい。 「浩平」 「何、さとり?」 「どうしたの?」 「何でもない……」 俺は地霊殿で楽しく暮らしている。 「お姉ちゃん……浩平に何をしたの……?」 「何もしてないわよ?」 「そうだぞ、こいし……」 「浩平……目が死んでるよ?」 「お空まで何言い出すんだよ?」 「浩平、本当に……どうしたんだい?心、ここにあらず……だよ?」 「お燐までどうしたんだよ……アハハ」 三人が戻ってきて、浩平を見た時……こういったのだ。 それほど驚愕したのだろう。 「浩平、ギュッてしてくれるかしら?」 「あぁ……」 浩平は優しくさとりを抱く。 浩平は笑っている。 あの時と変わらぬ目で。 目は死んでるのと変わらない。 そして、浩平の胸元には第三の目が浮かんでいる。 さとりも微笑んでいる。 浩平の心は壊れてしまったのだから。 彼の心はもう存在しない。 彼の心はもう……ないのだから。 浩平の心はさとりのモノとなったのだから。 「浩平、好きよ」 「俺も……好きだ」 そう言い合うのだった。 お互い、心は読めるが、声に出して確認する様に。 浩平はもう戻ってくる事はない。 今はもう……さとりしか見る事が出来ないのだから。 「これからずっと一緒よ……ずっと一緒……ねぇ、浩平」 さとりは歪んだ笑みを浮かべながら、浩平に抱きつくのだった。 [newpage] どうもォ、風狼龍でェす! 浩平「そして、死ねクソ作者ァァァァァァァ!」 ギャアアアアアアアアアア!? 紅狼で斬りかかるバカが居るか!? 浩平「ここに居る!そして、斬る!」 ぎぃやあああああああ!?危なっ!? さとり「まったく……貴方は何を考えているのか」 アハハ……さとりと言えば、心……つまり、精神崩壊させてからの洗脳でしょ? さとり「……想起」 すいませんしたァァァァァァァ! 浩平「ハァイ、今回もグダグダだったが、どうだった?」 さとり「作者は自信ないそうです。 それでは本編の『東方五大元素』も読んでください」 浩平「それじゃ、またな!」 次は……誰にしようか。 浩平「おいしょ」 腕があらぬ方向にィィィィィィ!?.

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今日から始める「東方Project」。「東方紅魔郷」から「東方鬼形獣」まで,Windowsで遊べる17タイトルを一挙紹介

たくっ ち 東方

5 評価点: 8 運試し 6月30日13:59まで、「うさうさカーニバル」が開催中です。 新キャラ「清蘭」「鈴湖」がPUされています。 レイセンはピックアップされておらず、通常確率で排出のため気を付けましょう。 5 イベント「玉兎VS河童 大サバゲー祭り」が開催中です。 周回しポイントを集め、様々な景品と交換できます。 ポイントを貯めるとキャラ「メディスン」や、仲間確定祝詞、限定絵札を入手できます。 聖白蓮がイベントのゲストキャラとして登場 聖白蓮は、イベント「玉兎と河童の大サバゲー祭り」で、ゲストキャラとして登場します。 聖白蓮は防御式で、ショットに星属性、スペルカードに日属性を持つことが判明しています。 味方全体の陽防と陰防を上げられるスキルを持つため、耐久面に不安のあるクエストに編成すると活躍が期待できるでしょう。 リセマラ当たりランキング 東方ロストワードのリセマラ当たりランキングをご紹介。 リセマラの終了基準やリセマラ後の進め方も紹介しています。 最強ランキング 東方ロストワードの最強ランキングをご紹介。 キャラクターや絵札の評価基準や性能の詳細について記載しています。 キャラ一覧 東方ロストワードのキャラ一覧をご紹介。 キャラの評価や性能についてまとめ、プロフィールや声優情報も記載しています。 キャラ関連記事 - 登場キャラ一覧 - - - 絵札 東方ロストワードの絵札についてご紹介。 絵札一覧や絵札の特性、おすすめ装備キャラなども記載しています。 初心者向け攻略情報 序盤攻略 ゲーム序盤の進め方やおすすめの周回場所、メイン探索の難所である八雲紫 ゆかり 戦の攻略情報などを記載しています。 お役立ち情報 毎日やるべきことやガチャ演出、おつかいやおわかれのメリットなど、お役立ち情報を記載しています。 掲示板 東方ロストワードの掲示板をまとめています。 ユーザー間の交流や、攻略情報の交換などにご活用ください。 戦闘はコマンドを使う 戦闘システムは王道のコマンド形式です。 「ショット」「スペルカード」「ラストワード」「ブースト」「グレイズ」など数多くのコマンドを駆使して戦います。 描き下ろしイラストを収録 東方ロストワードでは、絵札と呼ばれるアイテム 装備 で描き下ろしイラストが収録。 様々な絵師が参加しており、絵札ごとにそれぞれの個性があり、イラストを見るだけでも楽しめます。 東方ロストワードの公式Twitter.

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たくっ ち 東方

[chapter:始まり] 「俺は思う」 「「何故無理矢理連行されなければならないのか」でしょ?」 「何故無理矢理連行……読むな!」 「あら、ダメかしら?」 「クスクス笑うな!」 たくっ、こいつめ。 俺はため息を吐く。 今日、地霊殿に強制連行されました。 悲しきかな……。 何故にこうなった!? またさとりしかいねぇしよ。 「私だけじゃ、不満かしら?」 「いえ、不満じゃありません。 ハイ、不満じゃありませんよ~!」 「不安だらけじゃない……貴方の心」 「クッ……バレた!」 「心読めるんだから、当たり前よ」 「だよな~」 そんな事を言いながら、俺は諦める。 荷物は持ってきたし、これでいいか。 さてと、どうするかな。 そんな事を思いながら、ボーッとする。 他のペットも居る様だが、お空やお燐みたいな感じではないらしい。 つまり二人っきりに近い。 まぁ、俺は何とも思わないけど。 「さとり、何かするか……って、何で隣に居るんでせうか?」 「ダメ……かしら?」 「ダメって言うか……何で居るの?」 「いいじゃない」 何が良いの? 教えてください。 今、さとりは俺の隣に座っている。 いつの間に来たのか……聞きたいっす。 「クスッ、いつの間に来たか?さっきよ」 「さいですか……」 また心読まれたよ。 たくっ、笑いやがって。 そんな事を思いながら、ため息を吐く。 すると、抱きつかれる感覚がする。 見てみると、さとりだった。 いや、まぁ……さとりしか居ないんですがね? 「何だよ、さとり?」 「……何とも思わないのね」 「何が?」 「……これでも?」 「え!?」 いきなりすぎた。 いきなり押し倒されたのだ。 驚いたね~。 言ってられない。 さとりさん、第三の目がこっち見てます。 こっちを見てます。 アンタの目もこっち見てますね。 光がない濁った虚ろな目で! 怖いよ……。 「浩平、二人っきりよ?だから……」 「ちょっ!?待て!?」 さとりが地道に顔を近づけてくる。 やっぱ恋する乙女って何するかわからないね! 怖いよ! 俺はいつもなら、投げ飛ばすなりなんなりするだろうが……今日の俺は何故か、さとりを突き飛ばした。 まるで、拒絶するかの様に。 俺でも、何でこんな行動を取ったのか? それは謎である。 だが、何故か体がそう動いた。 危険を感じやすい俺の体だ。 何かに反応して、さとりを突き飛ばしてしまったのだろう。 俺は慌てて、さとりに近付く。 「だ、大丈夫か、さとり?」 「大丈夫よ……」 「そうか」 安心した。 だが、何故突き飛ばしてしまったのだろうか? まぁ、大丈夫だし、気にしない。 そう考えるのだった。 (一瞬……一瞬だったけど、浩平が私を拒絶した。 何で?どうして?わからない……心が読めても、わからない。 何故拒絶されたのか……わからない) 俺は知らない。 さとりがわからないと頭の中で何回も繰り返していたのを。 俺は知らなかった。 [newpage] [chapter:魔狼と覚] 「思えばさ……今日寝る場所は?」 「客室が空いてないので、私の部屋よ」 「……さて、野宿の準備でもしやすか」 「何でよ」 「いやいやいやいやいやいやいや、お前……何言っちゃってんの?今日どうした?熱でもあんのか?安静にしないとダメだぞ」 「ないわよ。 部屋がないから、そう言ってるだけよ……」 「……そうですか」 嫌な予感しかしない。 怖いです。 夜……気を付けよう。 そんな事を思いながら、背伸びする。 疲れた。 何故だか知らないが、疲れた。 そんな事を思いながら、さとりを見る。 よかった、さっきは暗そうにしていたが、今は大丈夫そうだ。 さてと、これからどうするかね。 「……」 「さとり?」 「……」 「オイ、さとり!」 「あ、何?」 「大丈夫かよ?」 「大丈夫よ。 少し考え事をしてただけ」 「そうか」 どうしたんだろうな。 それよりも、こいしとか何処行ったんだろうな? いや、こいしはいつも居なくなるし、おかしくないか。 じゃあ、お燐とお空は何処行ったんだろうな? そんな事を思っていると、ピクッとさとりの肩が震えた。 どうしたんだろうか? (私といるのに……私じゃなくて、別の奴の事を考えてる。 何で……何で!) 俺はその瞬間、身震いした。 何故だろうか? それはわからない。 だが、何かを感じて震えたのだ。 俺はとりあえず紅茶を飲む。 落ち着け。 落ち着け、俺。 そんな事を自分に言い聞かせながら、さとりを見る。 未だに考え事か。 そう思いながら、紅茶を飲むのだった。 (何で、私だけを考えてくれないの?何で、その心は私だけのモノにならないの?何で……あ、簡単な事ね。 浩平の心を私だけのモノにすればいいのよ) 俺は気付かなかった。 さとりが歪んだ笑みを浮かべ、何を企んでいるのかを。 何も気付く事が出来なかった。 [newpage] [chapter:温泉での出来事] 地霊殿には温泉がある。 まぁ、地上にもあるんだがよ。 俺は頭を抑えながら、ため息を吐く。 何か……今日のさとり変だ。 そんな事を思いながら、温泉へと入る。 何回か来たけど、いいよね~。 しかし、女しか居ないからか、温泉入れる場所が一つしかない。 つまりは……分けられてない。 だから、先に入っていいと言われたので、先に入っている。 いやいやいや。 こいしとお空が乱入してくる時はあったが、さとり……お前なかったじゃん。 何突入してきてんの? ってか、俺出るべきじゃね? そう考えると、俺は立ち上がろうとするが、腕を掴まれる。 「何処行くのよ?」 「出るんだよ」 「どうして?」 「お前が来たからだよ!?」 何だよ。 だが、出ようとしても離してくれない。 それ所か、尋常じゃない力で止められている。 腕もメキメキと言っている。 さとりって……こんなに力あったか? 俺は驚きながらも、さとりを見ると……ビクッと震えてしまった。 こいつ……さとりか? 第三の目がこっちを睨んでいる。 さとりもこっちを見ている。 三つとも……光がなく、濁った瞳で。 俺はゾッと震えてしまう。 何故だかわからない。 無心になれ……無心に。 俺は何度も自分に言い聞かせる。 「何処に行こうとしてるのよ?」 「痛っ!?」 痛い! 後頭部が石ブロックに直撃! 痛いよ!これ痛いよ! さとりに押し倒された。 それよりも、痛いです! 「浩平……何処に行こうとしてるのよ?」 「出ようとしてるだけだろ」 「そう……ホントかしら?」 「ホントだよ。 だから、離れてくれ」 「……嘘は吐いてないみたいね」 「吐いてねぇよ。 たくっ……」 「でも、どうせだし、このまま一緒に入りましょう」 「何故そうなった……」 結局一緒に入る事になったのだった。 [newpage] [chapter:心が壊れた狼と歪んだ覚] マジで寝なきゃならないんでせうか? 俺はさとりの部屋の前で立ち止まっている。 アハハ……冗談だよな。 さて、寝袋があるし、これで寝ましょう。 そう思った瞬間だった。 キィ……と言う音が聞こえ、俺の服を誰かが掴むのに気付く。 見てみると……さとりだった。 扉の隙間から、俺を見てます。 怖い……怖いよ、この子。 何してんの。 だが、次の瞬間……思いっきり部屋へと引きずり込まれる。 なっ!? 俺は驚きながらも、そのまま床に倒れる。 痛い……背中を強打した。 俺は目を開けてみると、無表情のさとりが目の前に居た。 「さとり……?」 「何しようとしたの?」 「い、いえ少しですね……入るのに抵抗しまして……」 「寝袋で寝ようと?」 さとりは寝袋を取って見せる。 悪いでござんしょうか? だが、さとりは寝袋を投げ捨てると、そのまま扉の鍵を閉める。 ……あり? 閉じこめられた……? 「何のつもりだ?」 「何のって……これから、私達の愛を確かめ合うんですよ?」 「ハイ?そ、それはダメな事だと思います。 うん、まずテメェと愛を誓い合った覚えもねぇよ」 「浩平……また冗談を言うのね。 心は嘘を吐かないわよ?」 「お前!?オイ、さとり!?しっかりしろ!」 「しっかりしろ?私はちゃんとしてるわよ……浩平の心を見てる」 「み、見てねぇ……こいつ……!?」 俺は危険を感じて、さとりの横を走り抜ける。 これくらいなら楽勝! 俺は扉の鍵を開けようとする。 鍵を開けて、逃げだそうとした瞬間、腕を掴まれる。 「くっ!?」 「浩平……何処行くの?」 「は、離せ!」 「浩平……必死になっちゃって」 「畜生が!」 俺は逃げだそうとするが、逃げ出せない。 こいしは戻ってきてないのか!? お空は!?お燐は!? 誰か戻ってきてないのか!? その瞬間だった。 「痛っ!?」 腕がメキメキと言い始めたのだ。 見てみると、さとりが腕を握りつぶす様な勢いで握っているのだ。 痛い!? 「痛いかしら……?痛いわよね。 でもね、浩平……貴方が私以外の事を考えるからよ?」 「くっ!さ、さとり!やめろ!」 さとりって、本当にここまで力あったか!? 俺は驚きながらも、抵抗するが、逃げられない。 「何で、私以外の女の事を考えるの!」 「ま……痛い!やめろ、さとり!折れる!」 くっ……尋常じゃねぇだろ、これ。 誰かに助けを求めねぇと! 俺は焦る。 だが、次の瞬間……第三の目がこちらを見て…… 「浩平……貴方は私だけのモノよ」 「さ……さとり?」 「想起……」 「え……?あぎ……ぐあああ……ああああああああああああああああああああああああああああああ!?やめろォォォォォ!」 頭が痛い!? 俺の過去のトラウマが……友達の鮮血が飛び散るのが見える。 やめて……やめてくれェェェ! 「……」 次の瞬間、トラウマは終わり、意識が戻る。 いつの間にかベッドの上に居た。 「さ、さとり……こんなのやめ……」 「浩平……まだお仕置きが要りますか?」 「な!?何言って!?」 「想起……」 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!?」 もうやめてくれ……。 嫌だ……嫌だ……! すると、また終わる。 このままじゃ……心が壊れる! 「浩平……認めなさい。 私のモノだって」 「俺は……自分の意志で決める……!」 「そう……想起」 「あ……あぁ……!?ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッ!?」 やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて! 俺は頭を抑え、転げ回る。 嫌だ……嫌だァァァァァァ! 「浩平、どうかしら?」 「ぐぅ……俺は……挫けねぇぞ!」 「不屈の魂ね……なら、これでどうかしら?」 「やめ……!?」 「想起……」 「あ……ああああ!?あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!?????????」 心が苦しい! やめてくれ……!もうやめて! 嫌だ……苦しい! 悲しい……思い出したくない! 「浩平……貴方は私のモノですよ」 「くぅ……ハァ……!?」 「辛いでしょ?ねぇ、浩平……?」 「くっ……」 「ねぇ、浩平……貴方は私のモノよね?」 俺は……さとりのモノ……。 ッ! ヤバイ……洗脳されかけた。 心が壊れ始めてるんだ……。 俺は頭をブンブンとふって、意識をハッキリさせようとする。 「……想起」 「あいぃぃ!?あああああああああああああああああああッッッッッッ!?」 「浩平……貴方は私のモノよ。 何処にも行くのは許さないし、私以外を見るのも許さないわ……」 「ああああああああッ!?」 俺は……俺は!? 俺は……さとりのモノ? 俺は……。 「貴方は私と付き合ってるのよ」 俺は……さとりと付き合ってる。 「貴方は私と一生を共にするの……そうね、結婚しましょう?」 俺は……さとりと一生を共にする。 俺は……さとりと結婚する。 俺は……俺は……俺は……さとりの彼氏だから。 俺はさとりの事が好きなのだから。 「ウフフ……好きよ、浩平」 「俺も……好きだ」 そのまま二人はベッドの上に倒れた。 唇を合わせ、舌を絡ませながら。 そして、浩平の目は……光がなく、濁っていて……何処か虚ろな目をしているのだった。 さとりは歪んだ笑みを浮かべながら……浩平を見るのだった。 [newpage] [chapter:後日談] その後は平和だった。 あれから数年経った。 神々は創造神により、倒され……とある奴の封印は解ける事なく、封印の間へと閉じこめたらしい。 今は全知全能の神、ゼウスが強雅と呼ばれる男の封印が解けない様に警戒しているらしい。 「浩平」 「何、さとり?」 「どうしたの?」 「何でもない……」 俺は地霊殿で楽しく暮らしている。 「お姉ちゃん……浩平に何をしたの……?」 「何もしてないわよ?」 「そうだぞ、こいし……」 「浩平……目が死んでるよ?」 「お空まで何言い出すんだよ?」 「浩平、本当に……どうしたんだい?心、ここにあらず……だよ?」 「お燐までどうしたんだよ……アハハ」 三人が戻ってきて、浩平を見た時……こういったのだ。 それほど驚愕したのだろう。 「浩平、ギュッてしてくれるかしら?」 「あぁ……」 浩平は優しくさとりを抱く。 浩平は笑っている。 あの時と変わらぬ目で。 目は死んでるのと変わらない。 そして、浩平の胸元には第三の目が浮かんでいる。 さとりも微笑んでいる。 浩平の心は壊れてしまったのだから。 彼の心はもう存在しない。 彼の心はもう……ないのだから。 浩平の心はさとりのモノとなったのだから。 「浩平、好きよ」 「俺も……好きだ」 そう言い合うのだった。 お互い、心は読めるが、声に出して確認する様に。 浩平はもう戻ってくる事はない。 今はもう……さとりしか見る事が出来ないのだから。 「これからずっと一緒よ……ずっと一緒……ねぇ、浩平」 さとりは歪んだ笑みを浮かべながら、浩平に抱きつくのだった。 [newpage] どうもォ、風狼龍でェす! 浩平「そして、死ねクソ作者ァァァァァァァ!」 ギャアアアアアアアアアア!? 紅狼で斬りかかるバカが居るか!? 浩平「ここに居る!そして、斬る!」 ぎぃやあああああああ!?危なっ!? さとり「まったく……貴方は何を考えているのか」 アハハ……さとりと言えば、心……つまり、精神崩壊させてからの洗脳でしょ? さとり「……想起」 すいませんしたァァァァァァァ! 浩平「ハァイ、今回もグダグダだったが、どうだった?」 さとり「作者は自信ないそうです。 それでは本編の『東方五大元素』も読んでください」 浩平「それじゃ、またな!」 次は……誰にしようか。 浩平「おいしょ」 腕があらぬ方向にィィィィィィ!? [chapter:始まり] 「俺は思う」 「「何故無理矢理連行されなければならないのか」でしょ?」 「何故無理矢理連行……読むな!」 「あら、ダメかしら?」 「クスクス笑うな!」 たくっ、こいつめ。 俺はため息を吐く。 今日、地霊殿に強制連行されました。 悲しきかな……。 何故にこうなった!? またさとりしかいねぇしよ。 「私だけじゃ、不満かしら?」 「いえ、不満じゃありません。 ハイ、不満じゃありませんよ~!」 「不安だらけじゃない……貴方の心」 「クッ……バレた!」 「心読めるんだから、当たり前よ」 「だよな~」 そんな事を言いながら、俺は諦める。 荷物は持ってきたし、これでいいか。 さてと、どうするかな。 そんな事を思いながら、ボーッとする。 他のペットも居る様だが、お空やお燐みたいな感じではないらしい。 つまり二人っきりに近い。 まぁ、俺は何とも思わないけど。 「さとり、何かするか……って、何で隣に居るんでせうか?」 「ダメ……かしら?」 「ダメって言うか……何で居るの?」 「いいじゃない」 何が良いの? 教えてください。 今、さとりは俺の隣に座っている。 いつの間に来たのか……聞きたいっす。 「クスッ、いつの間に来たか?さっきよ」 「さいですか……」 また心読まれたよ。 たくっ、笑いやがって。 そんな事を思いながら、ため息を吐く。 すると、抱きつかれる感覚がする。 見てみると、さとりだった。 いや、まぁ……さとりしか居ないんですがね? 「何だよ、さとり?」 「……何とも思わないのね」 「何が?」 「……これでも?」 「え!?」 いきなりすぎた。 いきなり押し倒されたのだ。 驚いたね~。 言ってられない。 さとりさん、第三の目がこっち見てます。 こっちを見てます。 アンタの目もこっち見てますね。 光がない濁った虚ろな目で! 怖いよ……。 「浩平、二人っきりよ?だから……」 「ちょっ!?待て!?」 さとりが地道に顔を近づけてくる。 やっぱ恋する乙女って何するかわからないね! 怖いよ! 俺はいつもなら、投げ飛ばすなりなんなりするだろうが……今日の俺は何故か、さとりを突き飛ばした。 まるで、拒絶するかの様に。 俺でも、何でこんな行動を取ったのか? それは謎である。 だが、何故か体がそう動いた。 危険を感じやすい俺の体だ。 何かに反応して、さとりを突き飛ばしてしまったのだろう。 俺は慌てて、さとりに近付く。 「だ、大丈夫か、さとり?」 「大丈夫よ……」 「そうか」 安心した。 だが、何故突き飛ばしてしまったのだろうか? まぁ、大丈夫だし、気にしない。 そう考えるのだった。 (一瞬……一瞬だったけど、浩平が私を拒絶した。 何で?どうして?わからない……心が読めても、わからない。 何故拒絶されたのか……わからない) 俺は知らない。 さとりがわからないと頭の中で何回も繰り返していたのを。 俺は知らなかった。 [newpage] [chapter:魔狼と覚] 「思えばさ……今日寝る場所は?」 「客室が空いてないので、私の部屋よ」 「……さて、野宿の準備でもしやすか」 「何でよ」 「いやいやいやいやいやいやいや、お前……何言っちゃってんの?今日どうした?熱でもあんのか?安静にしないとダメだぞ」 「ないわよ。 部屋がないから、そう言ってるだけよ……」 「……そうですか」 嫌な予感しかしない。 怖いです。 夜……気を付けよう。 そんな事を思いながら、背伸びする。 疲れた。 何故だか知らないが、疲れた。 そんな事を思いながら、さとりを見る。 よかった、さっきは暗そうにしていたが、今は大丈夫そうだ。 さてと、これからどうするかね。 「……」 「さとり?」 「……」 「オイ、さとり!」 「あ、何?」 「大丈夫かよ?」 「大丈夫よ。 少し考え事をしてただけ」 「そうか」 どうしたんだろうな。 それよりも、こいしとか何処行ったんだろうな? いや、こいしはいつも居なくなるし、おかしくないか。 じゃあ、お燐とお空は何処行ったんだろうな? そんな事を思っていると、ピクッとさとりの肩が震えた。 どうしたんだろうか? (私といるのに……私じゃなくて、別の奴の事を考えてる。 何で……何で!) 俺はその瞬間、身震いした。 何故だろうか? それはわからない。 だが、何かを感じて震えたのだ。 俺はとりあえず紅茶を飲む。 落ち着け。 落ち着け、俺。 そんな事を自分に言い聞かせながら、さとりを見る。 未だに考え事か。 そう思いながら、紅茶を飲むのだった。 (何で、私だけを考えてくれないの?何で、その心は私だけのモノにならないの?何で……あ、簡単な事ね。 浩平の心を私だけのモノにすればいいのよ) 俺は気付かなかった。 さとりが歪んだ笑みを浮かべ、何を企んでいるのかを。 何も気付く事が出来なかった。 [newpage] [chapter:温泉での出来事] 地霊殿には温泉がある。 まぁ、地上にもあるんだがよ。 俺は頭を抑えながら、ため息を吐く。 何か……今日のさとり変だ。 そんな事を思いながら、温泉へと入る。 何回か来たけど、いいよね~。 しかし、女しか居ないからか、温泉入れる場所が一つしかない。 つまりは……分けられてない。 だから、先に入っていいと言われたので、先に入っている。 いやいやいや。 こいしとお空が乱入してくる時はあったが、さとり……お前なかったじゃん。 何突入してきてんの? ってか、俺出るべきじゃね? そう考えると、俺は立ち上がろうとするが、腕を掴まれる。 「何処行くのよ?」 「出るんだよ」 「どうして?」 「お前が来たからだよ!?」 何だよ。 だが、出ようとしても離してくれない。 それ所か、尋常じゃない力で止められている。 腕もメキメキと言っている。 さとりって……こんなに力あったか? 俺は驚きながらも、さとりを見ると……ビクッと震えてしまった。 こいつ……さとりか? 第三の目がこっちを睨んでいる。 さとりもこっちを見ている。 三つとも……光がなく、濁った瞳で。 俺はゾッと震えてしまう。 何故だかわからない。 無心になれ……無心に。 俺は何度も自分に言い聞かせる。 「何処に行こうとしてるのよ?」 「痛っ!?」 痛い! 後頭部が石ブロックに直撃! 痛いよ!これ痛いよ! さとりに押し倒された。 それよりも、痛いです! 「浩平……何処に行こうとしてるのよ?」 「出ようとしてるだけだろ」 「そう……ホントかしら?」 「ホントだよ。 だから、離れてくれ」 「……嘘は吐いてないみたいね」 「吐いてねぇよ。 たくっ……」 「でも、どうせだし、このまま一緒に入りましょう」 「何故そうなった……」 結局一緒に入る事になったのだった。 [newpage] [chapter:心が壊れた狼と歪んだ覚] マジで寝なきゃならないんでせうか? 俺はさとりの部屋の前で立ち止まっている。 アハハ……冗談だよな。 さて、寝袋があるし、これで寝ましょう。 そう思った瞬間だった。 キィ……と言う音が聞こえ、俺の服を誰かが掴むのに気付く。 見てみると……さとりだった。 扉の隙間から、俺を見てます。 怖い……怖いよ、この子。 何してんの。 だが、次の瞬間……思いっきり部屋へと引きずり込まれる。 なっ!? 俺は驚きながらも、そのまま床に倒れる。 痛い……背中を強打した。 俺は目を開けてみると、無表情のさとりが目の前に居た。 「さとり……?」 「何しようとしたの?」 「い、いえ少しですね……入るのに抵抗しまして……」 「寝袋で寝ようと?」 さとりは寝袋を取って見せる。 悪いでござんしょうか? だが、さとりは寝袋を投げ捨てると、そのまま扉の鍵を閉める。 ……あり? 閉じこめられた……? 「何のつもりだ?」 「何のって……これから、私達の愛を確かめ合うんですよ?」 「ハイ?そ、それはダメな事だと思います。 うん、まずテメェと愛を誓い合った覚えもねぇよ」 「浩平……また冗談を言うのね。 心は嘘を吐かないわよ?」 「お前!?オイ、さとり!?しっかりしろ!」 「しっかりしろ?私はちゃんとしてるわよ……浩平の心を見てる」 「み、見てねぇ……こいつ……!?」 俺は危険を感じて、さとりの横を走り抜ける。 これくらいなら楽勝! 俺は扉の鍵を開けようとする。 鍵を開けて、逃げだそうとした瞬間、腕を掴まれる。 「くっ!?」 「浩平……何処行くの?」 「は、離せ!」 「浩平……必死になっちゃって」 「畜生が!」 俺は逃げだそうとするが、逃げ出せない。 こいしは戻ってきてないのか!? お空は!?お燐は!? 誰か戻ってきてないのか!? その瞬間だった。 「痛っ!?」 腕がメキメキと言い始めたのだ。 見てみると、さとりが腕を握りつぶす様な勢いで握っているのだ。 痛い!? 「痛いかしら……?痛いわよね。 でもね、浩平……貴方が私以外の事を考えるからよ?」 「くっ!さ、さとり!やめろ!」 さとりって、本当にここまで力あったか!? 俺は驚きながらも、抵抗するが、逃げられない。 「何で、私以外の女の事を考えるの!」 「ま……痛い!やめろ、さとり!折れる!」 くっ……尋常じゃねぇだろ、これ。 誰かに助けを求めねぇと! 俺は焦る。 だが、次の瞬間……第三の目がこちらを見て…… 「浩平……貴方は私だけのモノよ」 「さ……さとり?」 「想起……」 「え……?あぎ……ぐあああ……ああああああああああああああああああああああああああああああ!?やめろォォォォォ!」 頭が痛い!? 俺の過去のトラウマが……友達の鮮血が飛び散るのが見える。 やめて……やめてくれェェェ! 「……」 次の瞬間、トラウマは終わり、意識が戻る。 いつの間にかベッドの上に居た。 「さ、さとり……こんなのやめ……」 「浩平……まだお仕置きが要りますか?」 「な!?何言って!?」 「想起……」 「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!?」 もうやめてくれ……。 嫌だ……嫌だ……! すると、また終わる。 このままじゃ……心が壊れる! 「浩平……認めなさい。 私のモノだって」 「俺は……自分の意志で決める……!」 「そう……想起」 「あ……あぁ……!?ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッッッッ!?」 やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて! 俺は頭を抑え、転げ回る。 嫌だ……嫌だァァァァァァ! 「浩平、どうかしら?」 「ぐぅ……俺は……挫けねぇぞ!」 「不屈の魂ね……なら、これでどうかしら?」 「やめ……!?」 「想起……」 「あ……ああああ!?あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!?????????」 心が苦しい! やめてくれ……!もうやめて! 嫌だ……苦しい! 悲しい……思い出したくない! 「浩平……貴方は私のモノですよ」 「くぅ……ハァ……!?」 「辛いでしょ?ねぇ、浩平……?」 「くっ……」 「ねぇ、浩平……貴方は私のモノよね?」 俺は……さとりのモノ……。 ッ! ヤバイ……洗脳されかけた。 心が壊れ始めてるんだ……。 俺は頭をブンブンとふって、意識をハッキリさせようとする。 「……想起」 「あいぃぃ!?あああああああああああああああああああッッッッッッ!?」 「浩平……貴方は私のモノよ。 何処にも行くのは許さないし、私以外を見るのも許さないわ……」 「ああああああああッ!?」 俺は……俺は!? 俺は……さとりのモノ? 俺は……。 「貴方は私と付き合ってるのよ」 俺は……さとりと付き合ってる。 「貴方は私と一生を共にするの……そうね、結婚しましょう?」 俺は……さとりと一生を共にする。 俺は……さとりと結婚する。 俺は……俺は……俺は……さとりの彼氏だから。 俺はさとりの事が好きなのだから。 「ウフフ……好きよ、浩平」 「俺も……好きだ」 そのまま二人はベッドの上に倒れた。 唇を合わせ、舌を絡ませながら。 そして、浩平の目は……光がなく、濁っていて……何処か虚ろな目をしているのだった。 さとりは歪んだ笑みを浮かべながら……浩平を見るのだった。 [newpage] [chapter:後日談] その後は平和だった。 あれから数年経った。 神々は創造神により、倒され……とある奴の封印は解ける事なく、封印の間へと閉じこめたらしい。 今は全知全能の神、ゼウスが強雅と呼ばれる男の封印が解けない様に警戒しているらしい。 「浩平」 「何、さとり?」 「どうしたの?」 「何でもない……」 俺は地霊殿で楽しく暮らしている。 「お姉ちゃん……浩平に何をしたの……?」 「何もしてないわよ?」 「そうだぞ、こいし……」 「浩平……目が死んでるよ?」 「お空まで何言い出すんだよ?」 「浩平、本当に……どうしたんだい?心、ここにあらず……だよ?」 「お燐までどうしたんだよ……アハハ」 三人が戻ってきて、浩平を見た時……こういったのだ。 それほど驚愕したのだろう。 「浩平、ギュッてしてくれるかしら?」 「あぁ……」 浩平は優しくさとりを抱く。 浩平は笑っている。 あの時と変わらぬ目で。 目は死んでるのと変わらない。 そして、浩平の胸元には第三の目が浮かんでいる。 さとりも微笑んでいる。 浩平の心は壊れてしまったのだから。 彼の心はもう存在しない。 彼の心はもう……ないのだから。 浩平の心はさとりのモノとなったのだから。 「浩平、好きよ」 「俺も……好きだ」 そう言い合うのだった。 お互い、心は読めるが、声に出して確認する様に。 浩平はもう戻ってくる事はない。 今はもう……さとりしか見る事が出来ないのだから。 「これからずっと一緒よ……ずっと一緒……ねぇ、浩平」 さとりは歪んだ笑みを浮かべながら、浩平に抱きつくのだった。 [newpage] どうもォ、風狼龍でェす! 浩平「そして、死ねクソ作者ァァァァァァァ!」 ギャアアアアアアアアアア!? 紅狼で斬りかかるバカが居るか!? 浩平「ここに居る!そして、斬る!」 ぎぃやあああああああ!?危なっ!? さとり「まったく……貴方は何を考えているのか」 アハハ……さとりと言えば、心……つまり、精神崩壊させてからの洗脳でしょ? さとり「……想起」 すいませんしたァァァァァァァ! 浩平「ハァイ、今回もグダグダだったが、どうだった?」 さとり「作者は自信ないそうです。 それでは本編の『東方五大元素』も読んでください」 浩平「それじゃ、またな!」 次は……誰にしようか。 浩平「おいしょ」 腕があらぬ方向にィィィィィィ!?.

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